第7回アジア国立がんセンター協議会 (ANCCA)
ジャカルタ、インドネシア
アジア国立がんセンター協議会 (ANCCA)は、2005年に日本、中国、韓国からの呼びかけで設立されました。その目的として次の項目が挙げられています。
- がん対策・戦略の共有
- がん研究協力の強化
- がん治療、研究、教育水準の向上
- 各国および国際的ながん予防のための政策提言活動の推進
- がん対策政策の形成に資する科学的根拠の提供
- 定期的な合同会議の開催
- WHO、IARC(国際がん研究機関)および他の関連機関との協力
10月25日から26日、インドネシア国立がんセンターが14カ国の構成員を招いて第7回ANCCA会議をジャカルタで開催し、最新の状況と各国の課題とについて意見交換しました。
会議では、教育・研修、がん登録、新薬開発などの分野での協力、さらにANCCAの情報発信力を強化し、がん対策のためのアジアの強固な拠点を確立するため、具体的な行動計画が打ち出されました。また、ANCCA会議と並行して、アジア太平洋がん予防機構(APOCP)の会議も開催され、国際がん研究機関(IARC)次期所長のElisabete Weiderpass氏やがん患者の生存率に関する国際共同研究Concordの研究代表者Claudia Allemani氏からの参加者とも意見交換できました。
インドネシア国立がんセンターは、参加者を同病院の見学会に招き、両会議を締めくくりました。
アブドラカディール、Dharmais National Cancer Center、理事長(右)がWayang Kulit (文化的な傑作)を中釜斉、(右)に提供しています。
左(後ろ):ラジェンドラプラサードバラル、Nepal Cancer Hospital、代表
松田智大がANCCAでがん対策に関する講演しています。
ANCCA会議
インドネシア国立がんセンター見学ツアー、集合写真(次期IARC所長Elisabete Weiderpass氏及びConcordの代表者Claudia Allemaniを囲んだANCCAの参加者)
ANCCAの集合写真