緊急コンプライアンス等改革について
2022年10月に当センター中央病院放射線技術部の元放射線技術部長(本年9月8日付懲戒解雇)が医療機器等調達に係る収賄容疑で逮捕・起訴され、有罪判決を受けました(事案1)。さらに2023年9月21日には当センター東病院肝胆膵内科に所属していた元医長が収賄容疑で逮捕されました(事案2)。
この短期間のうち、二度にわたり収賄による逮捕等事案が発生したことは、誠に遺憾であるとともに、当センターとしてこの事態を非常に重く受け止めています。
これらの事案は、いずれもコンプライアンスやガバナンス、組織風土等に問題があったと認識し、当センターとしてのコンプライアンス等強化について、どのように改善・改革していくのか、当センターに欠けているものは何かといった点など執行役員を中心として集中的に検討を進めるとともに、事案2に関する事実確認を行ったうえで、これらを踏まえ、当センターの改革案をとりまとめます。
当センターの改革案は、外部有識者等による評価・検証を受けたうえで、今年度内に当センターとしての「コンプライアンス等強化のための取り組み」を公表する方針です。
当センターとしましては、これらの取り組みを速やかに実施することにより、信頼の回復に努めて参りますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2023年10月6日
国立研究開発法人 国立がん研究センター
理事長 中釜 斉