国立がん研究センター創立50周年記念イベント「がんの今と、これから」ステージイベント(オープニングセレモニー、フォーラム・講演会・朗読会)
オープニングセレモニー ごあいさつ&コンサート
9月15日(土曜日)11時30分から12時30分
会場に朝早くから足を運んでいただいた来場者が見守る中、病院棟1Fロビーで2日間のイベントの幕開けとして、オープニングセレモニーが開催されました。
ごあいさつ
- 国立がん研究センター理事長 堀田知光
- 厚生労働省 健康局長 矢島鉄也様
コンサート
- 山田邦子さん率いる「スター混声合唱団」
創立50周年記念イベント「がんの今と、これから」の幕開けに際し、国立がん研究センター理事長 堀田知光より、主催者を代表してごあいさつがありました。引き続いて厚生労働省健康局長 矢島鉄也様より来賓のごあいさつをいただきました。
次に乳がん体験者の山田邦子さんががん撲滅を目指して結成した「スター混声合唱団」がオープニングセレモニーに登場しました。明るく楽しい歌声がロビーに響き渡り、会場は一気に盛り上がりました。立ち見の方も大勢いらっしゃる中、華やかで元気の出るステージとなりました。
フォーラム・講演会 がんを知り、がんと向き合う
イベントのテーマ、「がんの今と、これから」にふさわしい、がんの最新情報やがんになっても安心して暮らせる社会をつくるための取り組みなどについて、フォーラムと講演会が2日にわたり開催されました。
フォーラム「がんの今と、これからを語る」
9月15日(土曜日)15時30分から16時10分- 国立がん研究センター 理事長 堀田知光
- 国立がん研究センター がん対策情報センター長 若尾文彦
- 読売新聞 東京本社 記者 本田麻由美さん
- 司会:特定非営利活動法人キャンサーリボンズ副理事長 岡山慶子さん
最先端のがん治療や研究を進めている国立がん研究センターの取り組みをご紹介しながら、乳がん体験者の本田さんからは、ご自身の体験からこれからのがん治療に望むことをお話しいただきました。会場の皆さんからもご意見をいただき、おのおのの立場から活発な発言が飛び交う活気のあるフォーラムとなりました。
講演会 がん予防「がんを遠ざける生活習慣」
9月16日(日曜日)13時30分から14時10分
国立がん研究センター 予防研究部長 津金昌一郎
根拠に基づく日本人のためのがん予防法について、予防研究部の津金昌一郎部長より講演がなされました。会場は立ち見の方もいらっしゃるほどの熱気に包まれ、禁煙、適度な飲酒、運動習慣、体重の維持、バランスのとれた食事など、がん予防のために心がけておきたいことについて、多くの方がメモを取りながらお聞きになっていました。
資料は関連ファイルをご覧ください。
講演会「がん検診-何を選んでどう受ける」
9月16日(日曜日)14時30分から15時10分
国立がん研究センター 検診研究部長 斎藤博
がん検診について、どのように検診を受けるべきか、検診研究部の斎藤博部長の講演がなされました。科学的根拠に基づき推奨されるがん検診の方法について説明があり、検診の利益と不利益について正しく理解した上で、有効な検診を受けることが大切という話に、会場の多くの方がうなずきながら聞いていらっしゃいました。
資料は関連ファイルをご覧ください。
朗読会「がんを生きるメッセージ」
青木裕子さん(軽井沢朗読館 館長 元NHKアナウンサー)
イベントの最後を飾った朗読会では、堀文子氏(日本画家)、木下晋氏(画家)、吉武輝子氏(作家)の文章を、青木裕子さんが朗読しました。
引き続き、この朗読会のために一般から募集した患者さんに向けた応援メッセージのうち、9名の作品をご紹介しました。そのうち6名の方が来場され、朗読に耳を傾けていました。文体や表現もさまざまなメッセージが生き生きと伝わり、会場の皆さまの心に残るステージとなりました。
応募された朗読メッセージは関連ファイルをご覧ください。