第1回国立がん研究センター医学会総会 開催報告
国立がん研究センターでは、嘉山理事長を発起人として、国立がん研究センター全職員の診療、研究、教育、社会活動の向上を目的とし「国立がん研究センター医学会」を創設しました。以下、2010年12月10日に開催された第1回医学会総会の模様をご報告します。
- 医学会会長:嘉山 孝正
- 日時:平成22年12月10日(金曜日)18時から19時
- 場所:国際研究交流会館3階 国際会議場
受賞者に表彰状を授与する嘉山理事長
第1回医学会総会受賞者
医学会賞金賞受賞 増富健吉先生
会場となった当センター国際会議場では、医学会賞金賞を受賞された増富健吉先生をはじめ、関根郁夫先生、大木理恵子先生、橋本賢治先生、中尾将之先生から、受賞講演が行われました。ご講演の内容は、下記リンクからご覧いただけます。
受賞者一覧
医学会賞(臨床、基礎研究分野において著しい成果を遂げた職員)
【金賞】
- 増富 健吉(研究所 がん幹細胞研究分野・分野長)
「テロメレース新規機能とがん幹細胞」
講演内容(PDF:717KB)
【銀賞】
- 関根 郁夫(中央病院 呼吸器腫瘍科 病棟医長)
「肺癌の化学療法と集学的治療」
講演内容(PDF:189KB) - 大木 理恵子(研究所 腫瘍生物学分野 研究員)
「新規癌関連遺伝子の同定による癌化メカニズムの解明 PHLDA3は新規Akt抑制因子であり、癌化を抑制する因子である」
講演内容(PDF:319KB)
【銅賞】
- 橋本 堅治(中央病院 乳腺科腫瘍内科)
「終末期医療における抗がん剤使用状況調査と因子解析」
講演内容(PDF:205KB) - 中尾 将之(東病院 臨床開発センター 呼吸器腫瘍科)
「肺腺癌 癌間質線維芽細胞による Carbonic Anhydrase IX 発現の意義」
講演内容(PDF:1503KB)
医療賞(医療業務の質の向上に貢献した職員)
- 高島 敦生(がん対策情報センター 多施設臨床試験・診療支援部)
- 和田 千穂子(中央病院 看護部 14B病棟 がん看護専門看護師)
- 市川 智里(東病院 看護部 がん看護専門看護師)
教育賞(教育分野において貢献した職員)
- 関根 郁夫(中央病院 呼吸器腫瘍科 病棟医長)
- 後藤田 直人(東病院 肝胆膵外科 外来医長)
社会賞(社会貢献など外部との活動で貢献した職員)
- 樋口 由起子(中央病院 相談支援室)
- 坂本 はと恵(東病院 患者・家族支援相談室)
- 依田 明久(中央病院 財務経理部 医事専門職)
特別賞(センター内の種々の問題解決に貢献した職員)
- 境田 正樹(中央病院 理事長特任補佐)
- 丸口 ミサヱ(中央病院 看護部長)
- 成田 善孝(中央病院 企画戦略室室長)
- 加藤 雅志(中央病院 企画戦略室副室長)
- 木下 貴之(中央病院 企画戦略室)
嘉山理事長より全職員への副賞
また、嘉山理事長より全職員に対し、センター業務の活性化における業績を称え、特別賞が授与されました。特別賞表彰状(PDF:542KB)副賞としてボジョレーヌーボーの樽が贈呈されるなど、嬉しいサプライズもありました。本医学会総会は、全職員の貢献と成果を再確認する場であったとともに、当センターの「がん診療・研究・教育」に対する新たな挑戦へのスタートであったとも言えます。
注:講演内容の記事、写真、図などの著作権は、国立がん研究センターまたは、その情報提供者に帰属します。無断転載は一切禁じます。