ロボット支援D2胃切除国際セミナーを東病院で開催しました

2023年7月14日
in English

2023年6月19日、国立がん研究センター東病院にて、東病院胃外科主催による「ロボット支援D2胃切除国際セミナー」が開催されました。このセミナーは、前週に横浜で開催された国際胃癌学会(IGCC) 2023のポストコングレスイベントとして行われ、日本で開発された精密な手術手技によるロボット胃癌手術を世界に広めることを目的に開かれました。

米国、メキシコ、コスタリカ、トルコ、ルーマニア、サウジアラビア、韓国、中国、スロベニア、香港から総勢24名がセミナーに参加しました。午前中は、基本的な手術手技の説明が行われ、D2リンパ節郭清を伴うロボット支援幽門側胃切除術 (木下 敬弘東病院胃外科長が執刀) のライブ映像が手術室よりホールへ中継され、リアルタイムで質疑応答が行われました。手術はスムーズに行われ、参加者からは高度な手術手技に感嘆の声が上がりました。午後は、木下胃外科長と生駒 成彦先生 (米国テキサス州MDアンダーソンがんセンター外科准教授) による2つの講演が行われ、さらに踏み込んだ議論が展開されました。セミナー後のアンケートでは、参加者の皆様から「非常に啓発的なセミナーだった」との感想を多数頂戴し、このイベントへの関心と参加者の熱意に心から感謝するとともに、今後もこのような国際交流イベントを続けていきたいと考えています。

【参加者からの温かいコメント】

• リラックスした雰囲気の中、充実したセミナーを開催していただきありがとうございました。木下先生の手術はとても繊細でスピーディーで、大変勉強になりました。
• 教育的ライブ手術のために素晴らしいセミナーを開催していただき、感謝しています。
• ライブ手術の前後に素晴らしい講義があり、完璧な内容構成でした。このプログラムのおかげで様々な疑問が解消されました。次回のD2胃全摘セミナーの開催を期待します！
• このセミナーを企画してくれた全てのスタッフに感謝します。

 参加者全員との記念写真

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  ライブ手術を見る参加者の様子

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  (左から): 生駒先生、木下科長、由良先生

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  セミナー後の参加者との歓談

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  セミナー参加者への配布資料