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研究について
標準治療に対しての治療は、神経芽腫(JNBSG)、横紋筋肉腫(JRSG)、ユーイング肉腫(JESS)、肝芽腫(JPLT)などの研究グループに所属し、全国施設と協働の臨床試験も行っています。また、当院独自の臨床試験も多く開発予定です。
当院の特徴は、新規治療薬剤や治療法の開発です。このことにより、再発を繰り返し治療選択肢のないお子さんへの治療機会の拡大に努めています。現在の再発治療の試験(開始予定を含む)・これまでの実績は以下の通りです。
再発治療に対しての臨床研究
適応外薬を用いた臨床試験
- 「再発固形腫瘍に対する塩酸ノギテカンとイホスファミド併用療法(TI療法)の第I/II相試験」:試験終了
結果:米国臨床腫瘍学会(2010年、2013年発表) - 「再発小児固形腫瘍に対する低侵襲性外来治療 ビノレルビン+シクロホスファミド(VNR-CY)対テモゾロミド+エトポシド(TMZ+VP)ランダム化第II相試験」:登録終了、追跡終了
結果:米国臨床腫瘍学会(2014年発表) - 「再発小児固形がんに対するタミバロテン(TBT)の第1相試験」:登録準備中
再発小児・AYA(Adolescent and Young Adult)世代の固形腫瘍に対する多施設共同臨床研究
- 再発骨肉腫に対するGEM+DTX(GD) とTMZ+VP(TE)のランダム化第II相試験:登録中
- 再発小児・AYA(Adolescent and Young Adult)世代固形腫瘍に対するイリノテカン+ゲムシタビン(IG)の第I/II試験:登録中
未承認薬・開発中の薬剤を用いた臨床試験
- 「難治性神経芽腫に対するteceluekin、CSF(mirimostim、filgrastim)併用ch14.18免疫療法の実行可能性試験および薬物動態試験」:登録終了
- 「難治性神経芽腫に対するValoproic Acid(VPA)と13-cis-RA(isotretinoin)併用療法 第Ib相試験」:登録中(外部サイトにリンクします)
ペプチドワクチンを用いた臨床試験
- 「GPC3各種小児がんに対するHLA-A24および-A2結合性Glypican-3(GPC3)由来ペプチドワクチン療法の臨床第I相試験」:登録終了
- 「難治性小児固形腫瘍患者を対象としたがんペプチドカクテルワクチン療法の第1相臨床試験」:試験終了