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感染制御室について
感染制御室スタッフ
- 室長(医師):冲中 敬二
- 医師:相野田 祐介
- 感染管理専従看護師:橋本 麻子
- 専従薬剤師:齊藤 聡
- 専任薬剤師:篠原 旭、谷本 憲哉
- 専任検査技師:佐藤 剛、武藤 祐衣
業務体制
感染対策チーム ( ICT: Infection Control Team )
感染制御室で取り組んでいる感染防止対策推進業務を、病院内の各部署において実施するためのチームです。チームの構成員は医師、看護師、薬剤師、検査技師、放射線技師、栄養士、労務専門職、医事管理職などです。 代表的な活動としては、週1回の病院内の巡回や、抗菌薬の適正使用の評価・指導、問題となる病原体の検出動向の確認を実施しています。また、各部署における感染防止対策の遵守状況の評価および向上のための活動なども実施しています。
抗菌薬適正使用チーム ( AST:Antimicrobial Stewardship Team )
薬剤耐性菌の問題は年々深刻となり、このままでは30年後には薬剤耐性菌による死者の数が、がんによる死者の数を上回る可能性も指摘されています。そこで、抗菌薬を適正に使用し薬剤耐性菌を少しでも減らすことができるような取り組みを行っています。チームの構成員は医師、看護師、薬剤師、検査技師です。
代表的な活動としては、指定抗菌薬処方時の内容確認、指定抗菌薬長期処方時の内容確認、各種マニュアルの整備、職員への啓蒙活動などを行っています。
薬剤耐性菌に関しては、AMR臨床リファレンスセンターのホームページ(外部サイトにリンクします)に詳しく記載がありますのでご参照ください。
主な業務内容
1.感染対策に関連する各種指標の監視および問題点に対する対策の策定・実施
医療関連感染(手術後の感染症や点滴のカテーテルなど医療機器を介した感染症等)がどのくらいの頻度でおきているか、なぜ発生しているかについて調査・検討し、これらに関する感染症を減らすための対策を行っています。
2.検出菌週報や感染制御支援システムを用いたアウトブレイク(同じ病原体による感染症が通常よりも多く発生すること)の監視および対応
病院内における伝染性疾患(でんせんせいしっかん)や、細菌培養(ばいよう)検査での菌検出動向を感染制御に特化したシステムなどを用いて監視し、病院内での伝染性感性疾患の伝播が起こらないよう対策を行っています。
3.感染対策に関するコンサルテーションへの対応
医療関連感染の予防と管理について、患者さんとその家族及び医療を提供するあらゆる場で働く人々の相談に対応します。
4.職員や委託業者への感染対策に関する啓蒙・教育
感染防止対策に関する各種マニュアルの整備や職員への教育とともに、職員が手洗いなどの感染伝播防止対策を適切に行えているか監査を行っています。