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関東3拠点合同シンポジウム(Web)「ものづくりとちえづくりのためのチームづくり」を開催しました(2020年7月20日)
AMED次世代医療機器連携拠点整備等事業
関東3拠点合同シンポジウム(Web)「ものづくりとちえづくりのためのチームづくり」を開催しました(2020年7月20日)
2020年7月20日(月)に、次世代医療機器連携整備等事業に採択されている国立がん研究センター東病院、筑波大学、東京女子医科大学が主催する関東3拠点合同シンポジウム「ものづくりとちえづくりのためのチームづくり」を開催しました。
今回は、新型コロナウイルス感染症の国内感染状況を勘案し、Webでの開催とさせていただいた結果、大変多くの皆さま(471名)にご参加いただきました。視聴者の皆さまには、前半と後半、各1回ずつ設けたQ&Aにご参加いただき、限られた時間の中で選ばせていただいた質問について、アクティブな議論を交わすことができました。
本シンポジウムが3拠点の連携に留まらず、今回ご参加いただいた視聴者の皆さまや、関係者の皆さまとより深く連携する「ものづくりとちえづくりのためのチームづくり」への、一つのきっかけとなることを期待しております。
当日のプログラムはこちらをご覧ください。
挨 拶
- 厚生労働省医政局経済課 課長補佐 新谷 幸子
- 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 医療機器・ヘルスケア事業部 部長 竹上 嗣郎
司 会
- 公益財団法人医療機器センター 鈴木 孝司
- 国立がん研究センター東病院 NEXT医療機器開発センター 手術機器開発室 医員 竹下 修由
第一部講演
国産医療機器創出促進基盤整備等事業を振り返って
- 国立がん研究センター 理事長特任補佐 荒井 保明
本事業の前身である「国産医療機器創出促進基盤整備等事業」のプログラム・スーパーバイザーとして感じたことを反省と課題を含めお話しいただき、今後の取組みの参考になるご講演をいただきました。
3拠点連携の狙い
- 筑波大学 つくば臨床医学研究開発機構長 荒川 義弘
- 国立がん研究センター東病院 NEXT医療機器開発センター 手術機器開発室 室長 伊藤 雅昭
- 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 副所長 村垣 善浩
各拠点代表の先生から、それぞれの拠点の強みと特色について、また今後、拠点間の連携をさらに深めるためにはどうすればよいか、ご意見をいただきました。
第二部講演
次世代医療機器連携拠点整備等事業の狙い
- 国立循環器病研究センター 名誉所員 妙中義之
医療機器開発に必要な多様な人材~米国の成功事例から学べることとは?米国のマネをすればうまくいくのか?~
- スタンフォード大学 主任研究員 池野文昭
国立循環器病研究センターの妙中義之先生からは、前身事業における課題を解決するために昨年度から再スタートした次世代医療機器連携拠点整備等事業の狙いやご自身の医療機器開発のご経験から考える連携の在り方について、過去の国立循環器病センターの取組みを例にご紹介いただきました。
次に、スタンフォード大学の池野文昭先生からは、米国の医療機器開発事情など、現地の第一線で活躍されている先生ならではの視点から、貴重なお話を伺うことができました。副題の「米国のマネをすればうまくいくのか」というテーマについては、池野先生のお考えを示していただきながら、次のパネルディスカッションで他の先生方からご意見をいただき、議論を深めました。
パネルディスカッション
司会
- 公益財団法人医療機器センター 鈴木 孝司
パネリスト
- 国立がん研究センター 荒井 保明
- 国立循環器病研究センター 妙中 義之
- スタンフォード大学 池野 文昭
- 日本医工ものづくりコモンズ 谷下 一夫
- 関東3 拠点代表 他
パネルディスカッションでは、まず各拠点で最も力を入れて行っていることや、他拠点の良いところについてのご意見をいただきました。次に、製品として世に出すために必要なこと、アカデミアでの機器開発の課題についてなど、それぞれの所属機関の立場から、意見交換を行いました。最後に、先生方からのエンカレッジコメントとして、真の連携に繋げるヒントとなる、貴重なお言葉をいただきました。
閉会挨拶
- 本医工ものづくりコモンズ 谷下 一夫
最後に谷下先生より、3時間にわたるシンポジウムの総評と、文科省の科学技術研究調査(2018~2019年度まとめ)の内容を一部ご紹介いただき、日本の医療機器開発の明るい未来を予感させるご挨拶をいただき、閉会となりました。