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東病院主催「最新のがん手術方法」 をテーマにした市民公開講座を開催
国立がん研究センター東病院では、2017年10月14日、オープンキャンパスの一環として、地域のみなさま向けに「最新のがん手術方法」をテーマにした市民公開講座を開催しました。身体の負担が少ない低侵襲(ていしんしゅう)の手術と、手術にまつわる生活面での問題などについて、医師だけでなく看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士が紹介しました。
第一部
きずの小さな手術の最前線/外科医
第二部<最新の手術を支える医療チーム>
手術といわれたら?こころとからだの準備/看護部
手術のあと、なに食べる?どう食べる?/栄養管理室
手術にまつわるお薬のお話/薬剤部
手術後寝たきりにならないために~術前から始めるリハビリの重要性~/骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
当日は雨でお足元が悪い中、柏市内だけでなく、近隣の市や県外からもお越し頂きました。
司会は当院副院長・NEXT医療機器開発センター長の小西が務め、第一部は、最新の手術方法「腹腔鏡(ふくくうきょう)手術」や「ロボット手術」について、肝胆膵外科医の小林が解説しました。
「腹腔鏡(ふくくうきょう)手術」は従来の手術よりも傷が小さく、手術後の回復も早いため、患者さんの負担が軽減される最先端の手術で、そのメリットや特徴をご紹介しました。
当院では、より多くの患者さんに、より質の高いがん治療を提供するため、2017年5月、次世代外科・内視鏡治療開発センター(通称NEXT)を開設しました。最先端の治療を行う施設として、国内でもトップクラスの手術症例件数を誇っています。
第二部は「最新の手術を支える医療チーム」として、看護部、薬剤部、栄養管理室、リハビリテーション科の4つの部門から、手術にまつわる問題や大切なことについてご紹介しました。
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看護部
「手術といわれたら?こころとからだの準備」
・東病院でのサポート体制について
・手術に臨むために大切なこととは -
栄養管理室
「手術のあと、なに食べる?どう食べる?」
・1日に必要な栄養量とは
・消化管手術の後の食べものと食べ方について
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薬剤部
「手術にまつわるお薬のお話」
・東病院での薬剤師の役割について
・特に注意が必要な薬とは
・お薬の飲み方のアドバイス -
骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
「手術後寝たきりにならないために~術前から始めるリハビリの重要性~」
・手術前後のリハビリとは
・運動習慣の重要性について
最後は、参加者の皆さまからの質問について、5人の講演者がお答えし、講座は終了しました。
講演後に回収したアンケートでは、「今後取り上げてほしいテーマ」などについて、多くの貴重な意見を頂きました。今後講座を開催する際の参考にし、より多くの方々にお越し頂けるよう努めてまいります。
当日の各講演者の資料は、下記「関連リンク」からダウンロードできます。ぜひご覧ください。