麻酔科

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麻酔科について

国立がん研究センター東病院麻酔科は常勤医4名、非常勤医1名、外科系レジデントのローテーター4名のほかに連日3~4名の派遣医師(麻酔科専門医)を加え業務を行っており、手術室での麻酔管理とそれに付随する術後疼痛管理が業務の大半を占めています。また、日本麻酔科学会認定研修病院の指定を受け麻酔科専門研修プログラムの専門研修連携施設となっています。

手術室は、2017年5月に開設された新棟(NEXT棟)4階にあり、比較的新しく広々としています。がん患者さんの増加に伴い、手術件数は2023年度で4,455件(うち3,799件が麻酔科管理症例)となっています(手術件数の詳細についてはこちら)。

手術の特徴としては頭頸部領域の再建外科や呼吸器外科、食道外科、肝胆膵領域の外科手術など、複雑な周術期管理を必要とする侵襲度の高い手術や気道確保に特別な工夫を要する手術が多いことがあげられます。また、小切開で手術が可能なこれまでの内視鏡手術に加え、ダ・ウィンチ手術と称されるロボット支援手術の割合も増えてきております。当科には、手術を受けられる方の身体的・精神的ストレスをより少なくし、安全かつ円滑に手術や術後管理が進められる環境を提供する責務が課されています。術後鎮痛については脊髄近傍に留置したカテーテルより鎮痛薬を注入する硬膜外鎮痛法や点滴から鎮痛剤を投与する方法で対処しており、いずれも必要時に早急に対応できるよう専用のポンプを使用した自己調節鎮痛法を導入しております。2022年度に多業種からなる術後疼痛管理チームを立ち上げました。このチームを通して、これまで以上に術後鎮痛の質を向上させていこうと考えております。また、近年ではより低侵襲な麻酔を目指して、手術によっては超音波ガイド下末梢神経ブロックの併用もおこなっております。なお、局所麻酔、脊椎くも膜下麻酔症例は、原則的に各科管理としています。

新棟3階には8床からなる集中治療室(集中治療科管理)があり術後患者、重症患者を受け入れております。重度の術前合併症により術後に特に注意深い観察を要する場合や人工呼吸管理が必要となる場合も少なくないため集中治療科と緊密に連携し診療にあたっております。

なお、2025年度より麻酔科専門研修プログラムの立ち上げ予定です(ご興味のある方はこちら)。

更新日:2024年5月17日