トップページ > 診療科・共通部門 > 外科系 > 食道外科 > 4.ロボット支援食道がん手術
4.ロボット支援食道がん手術
目次
4-1.ダヴィンチサージカルシステムを用いた食道がん手術とは
4-1.ダヴィンチサージカルシステムを用いた食道がん手術とは
近年ダヴィンチサージカルシステムを用いたロボット手術の保健収載が外科系領域で進められ、食道がん手術でも保険診療でロボット手術を受けていただく事が可能になりました。
従来の胸腔鏡(きょうくうきょう)手術と比較し、更に小さい穴の傷(ポート孔)と更に少ない穴の数(ポート数)となる一方で、より高精細な手術が可能となります。
4-2.東病院 食道外科における、ロボット手術の実際
手術台に横になられた患者さんの上からロボット機器を設置します。患者さんの穴の傷から挿入された手術機械(鉗子:かんし)や体内を観察するカメラをロボットの腕(アーム)が支え、動きをコントロールできるようになっています。
執刀する外科医は、患者さんのそばに設置されているロボット運転装置(手術コンソール)より、体内に挿入されたカメラ映像を3次元スコープで観察しながら、ロボットアームを操作し手術を進めます。
手術台のすぐ近くには、手術機械の出し入れなどを制御する外科医やそれをサポートする手術室の看護師機械の安全性を監視する臨床工学士などが待機し、コンソールで操作する執刀医と共同して手術を行います。
ロボット手術を行うには、日本内視鏡外科学会や日本食道学会などが指定する高度な認定基準を満たす必要があり、さらに術者・助手・介助看護師・臨床工学士も十分な教育トレーニング積み重ねていく必要があります。
ロボットを用いた食道がん手術を施行するには上記の様に多くの認定基準を満たす必要があります。
東病院 食道外科ではこれらの基準を十分に満たしております。保険診療によるロボット支援食道がん手術を受けていただく事が可能です。
なお食道がんの進行度や患者さんの状態を総合的に判断して、治療方針が決定されます。また、現在の治療方針に疑問がある場合や確認したい場合、セカンドオピニオン での受診も可能です。お気軽に当科までご相談ください。