トップページ > レジデントプログラム > 1日体験プログラム > 腫瘍内科
腫瘍内科
レジデント1日体験プログラム 腫瘍内科
- プログラム代表者名
近藤 千紘 - スタッフ構成
常勤医師 9名、がん専門修練医 1名、レジデント 4名 - 関連リンク
募集要項・研修概要・診療科紹介
研修内容や各研修プログラムコースの詳細は下記をご覧ください。
注:テキストまたは画像をクリックするとPDFが開きます。
東病院 腫瘍内科のPRポイント
特徴
Standard therapy and beyond.
当科は現在わが国のがん診療の分野で最も必要とされているにもかかわらず、最もその数が足りないとされる“腫瘍内科医”を養成するための研修システムを完備しています。
当科は消化器・呼吸器・血液がん以外のすべて、多臓器にまたがるさまざまながん種(乳がん、泌尿器がん、婦人科がん、骨軟部腫瘍、原発不明がん…etc.)を治療しています。近年では、次々に新しい機序の新薬や治療戦略が開発されるなどがん治療の発展が著しく、当科でも多様ながん種、さまざまなセッティングでの治験・臨床試験を行いながら、ダイナミックに変わっていく世界最先端のがん治療を先取りして見ることができます。
教育体制
全ての当科レジデントにとっての第一目標は、「多様ながん種に共通するOncologistとしての基礎知識、緊急時対応、各がん腫の標準治療から、他科・多職種と協力し診療にあたる上で必要な態度や心構えまでをバランスよく身に着けること」です。当科はその達成が可能な環境にありますし、当科レジデントは他科へのローテーションも自由度が高く、各自の希望や目標に応じた研修をカスタマイズすることができます。腫瘍内科医となるためには他科ローテーションは必須と考えており、推奨しています。
また、当科の教育のもう一つの柱は“Scientific Clinicianの育成”です。すなわち科学的視野を持った臨床医の育成です。そのために論文の読み方、解釈の方法の指導に始まり、自分で疑問に感じるClinical Questionを探し、その解決のための研究を上級医の指導のもとで行います。レジデントまたはがん専門修練医の期間に、その研究成果の発表として少なくとも1本は論文作成を行うよう指導をしています。レジデントからがん専門修練医まで継続履修する場合は、連携大学院の社会人入学制度を利用し、在籍中に博士課程を卒業することも可能です。
当科での研究では一般臨床を極めることは勿論ですが、まだ解決なされていない腫瘍内科分野での諸問題に対する科学的なアプローチの方法を学ぶことが可能です。
メッセージ
当科での研修をお考えの場合、初期研修を修了されていれば基本的に早すぎる、遅すぎるということはないと思います。新専門医制度の導入に鑑みて、様々なコースを準備しています。当科での研修は多様な疾患を扱うため、当然必要とされる知識と勉強量は膨大となりますが、Oncologyの基礎を学べば、がん種を通じた共通点が理解できるため、多くの方が想像されるような大変さはありません。当科での研修終了後にはどの病院でも通用する“真の腫瘍内科医”となっていることを保証します。
先達が少ない分野であり、興味があっても先々のキャリアパスの実際が気になる方もいらっしゃると思いますが、その点はご心配には及びません。腫瘍内科医の需要は今後高まる一方です。少しでも興味のある方はまず一度のぞいていただければ、直接具体的なご質問にもいろいろとお答えでき、気さくな雰囲気も感じていただけるかと思います。まずはお気軽にお問い合わせください。
1日体験プログラム情報
複数日程の体験
可
お勧めの曜日・プラン
夕方になりますが、特に乳腺カンファは外科・放射線治療科合同であり、さまざまな視点での診療を垣間見られます。
対応の難しい日
特にありません。いつでも歓迎します。
備考
見学の先生のご要望になるべく添うようなプログラムに変更も可能ですので、希望があれば遠慮なくおっしゃってください。
連絡先:向原徹(tmukohar@east.ncc.go.jp) 近藤千紘(ckondo@east.ncc.go.jp)
1週間のスケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
7:50 | 抄読会 全体症例提示 |
新患 カンファレンス |
クリニカル カンファレンス (コンセンサスミーティング) |
リサーチ カンファレンス |
全体症例提示 |
8:30 | チーム回診 | ||||
9:00 | 新患外来または病棟業務 | ||||
12:00 | お昼休み | ||||
13:00 | 新患外来または病棟業務 | ||||
16:00 | チーム回診 | ||||
17:00 | 泌尿器 カンファレンス (第1・3週目) |
サルコーマ カンファレンス (第2・4週目) |
乳腺 カンファレンス (第1・3週目) |
がんゲノムエキスパートパネル | 乳腺病理 カンファレンス (第3週目) |
16時30分 婦人科カンファレンス (第2・4週目) |
先輩レジデントからのメッセージ
高橋 信行
(がん専門修練医)
当科は臓器横断的に様々な悪性腫瘍(がん、肉腫)の疾患を有する患者さんを診療しており、それぞれの分野の世界の第一線で活躍しているスタッフの先生方と毎日議論をしながら診療を行うことができることが利点です。また、様々な企業治験、医師主導治験に参加する患者さんを診療する機会も多く、最新かつ今後が期待される薬剤に触れる機会も多い事、一方で治験・臨床試験下での診療の在り方やその方法なども直に学ぶことが出来ます。更には、それぞれのレジテント・フェローが、カウンタパートのスタッフを中心に相談しながら、日々、新しいアイデアを元に基礎研究・国際学会での発表、論文作成などに熱心に取り組んでいます。それでいて、毎日回診は科長も含めて全員が参加して行うなど、アットホームな雰囲気で上・下の垣根なく診療を行っているのも魅力の一つだと思います。皆様と一緒に腫瘍内科診療ができますこと、とても楽しみにしています。
科長からのメッセージ
腫瘍内科長 向原 徹
世界レベルで腫瘍内科のトレーニングをつめる、国内では数少ない診療科です。次世代を担う真のメディカルオンコロジスト(腫瘍内科医)を目指しませんか。