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入院支持療法チーム
入院支持療法チームについて
入院支持療法チームは緩和医療科医師、精神腫瘍科医師、看護師、心理療法士、薬剤師、理学療法士、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士などの多職種で構成され、がん医療を受けている患者の痛みや食欲不振、不眠等の症状への対応、ご家族の不安、経済的名問題への対応等複雑な問題に対応することを通して、患者さんの療養生活の質の向上に取り組んでいます。緩和医療科・精神腫瘍科の両科を窓口として他科からのコンサルテーションを受け、週に1回上記職種による多職種でのカンファレンスをおこない、密接な連携と調整を図ることで患者さん・ご家族及びスタッフに対して総合的な支援を行っています。
チーム構成について
- 緩和医療科:医師
- 精神腫瘍科:医師
- 専門・認定看護師
- 薬剤師
- 心理療法士
- 理学療法士
- 医療ソーシャルワーカー
- 管理栄養士
業務について
緩和医療科
緩和医療科は、身体症状の軽減をはじめ、療養生活の相談や治療への取り組み方についての相談なども行い、患者さん・ご家族に総合的な支援をおこなっております。また、緩和ケア病棟のマネジメントも行っており、現在は地域緩和ケアの中心的役割を担う緩和ケア病棟を目指して、急性期型の運用を図る診療体制をとっています。状況に応じて入院支持療法チームから外来や緩和ケア病棟での診療を継続することも可能です。
精神腫瘍科
精神腫瘍科は1994年に誕生したがん患者の心のケアを専門とする日本で最初の部門です。がんの告知や再発、痛みなどの身体症状から生じるストレスは非常に大きなものです。治療中の不眠や不安、落ち着かない・休めない状態に早めに対応を進めることによって、適切ながん治療を続けられることを目標としています。また、近年では、高齢者の増加を反映して、認知症や軽度認知機能障害を持ちつつがん治療を受けられる方が、安心して治療を続けられるように、認知機能障害に応じた支援体制をとっています。