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肺がんの治療について

治療方針

非小細胞肺がん

非小細胞肺がんの治療法は主に「手術」、「薬物治療」、「放射線治療」に大別され、病期によってはこれらを組み合わせて行う場合もあります。

治療法は病期(Stage/ステージ)によって異なり、主に手術の対象となるのはI期(Stage1)とII期(Stage2)およびIII期(Stage3)の一部です。
IV期(Stage4)は、他の臓器に肺がんが転移している状態のため、主に薬物治療を行います。

治療方針

小細胞肺がん

小細胞肺がんの治療の中心は「薬物治療」ですが、早期の場合は手術を行うこともあります。がんが一部にとどまっている(限局型)の場合には、体の状態によって放射線治療を合わせて行うこともあります。

治療方法

手術

I期の非小細胞肺がんには最も適した治療法であり、また小細胞肺がんでも3cm以下のIA期であれば手術を行うことがあります。手術の一番のメリットは完治を望める治療法であるという点ですが、肺炎などの合併症を起こすリスクがあります。

肺葉切除:肺全体の20-40%を摘出

5つの肺葉のうち、がんのある肺葉をとり、周辺のリンパ節を切除する(リンパ節郭清)方法が現在の標準手術です。またがんが2つの肺葉にまたがる場合は2つまとめて切除します。肺の入り口にがんがある場合や片側の肺全体とそのリンパ節にがんが拡がっている場合などに片方の肺全体を摘出することもあります(肺全摘術)。

葉切

薬物治療

薬物治療が主となるのは、がんが他の臓器に転移をしていて、手術で完全にとりきれない状態の場合です。

非小細胞肺がんではIIIB期とIV期、小細胞肺がんではII期以上が適応となります。また術後の再発予防効果を期待して、手術前後に補助的に行うこともあります。

薬物治療で使用する薬の例

  • 細胞障害性抗がん剤:がんを含んだ全身の細胞にダメージを与える
  • 分子標的薬:遺伝子変異によるがんの増殖を止める
  • 血管新生阻害薬:がんを増やすための血管を作らせない
  • 免疫チェックポイント阻害薬:免疫機能でがんを攻撃

放射線治療

放射線治療は腫瘍にX線を照射し、がん細胞にダメージを与える治療法で、持病や体力の低下などにより手術が受けられない場合にも行います。病期によって、薬物治療と組み合わせて行うこともあります。

また当院ではX線以外に陽子線を用いた陽子線治療も行っています。詳しくは、東病院 放射線治療科「陽子線について」をご覧ください。

更新日:2020年6月22日