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開催報告:「第8回メディカルデバイスイノベーション in 柏の葉」
2024年10月22日(火曜日)、国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院、独立行政法人 中小企業基盤整備機構 関東本部、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ主催の「第8回メディカルデバイスイノベーション in 柏の葉」をハイブリッド開催し、201名と多くの方にご参加いただきました。
1.開催概要
- 開催日時:2024年10月22日(火曜日)16時0分~19時20分(ネットワーキング 19時20分~20時20分)
- 開催形式:ハイブリッド開催 会場:柏の葉オープンイノベーションラボ - KOIL 6F
- 主催:国立研究開発法人国立がん研究センター東病院、独立行政法人中小企業基盤整
備機構 関東本部、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ
詳細は以下のリンクからご覧いただけます
─柏の葉に日本の医療機器開発のプレイヤーが集結しイノベーション創出─第8回メディカルデバイスイノベーション in 柏の葉のご案内
2.開催の目的と対象
- 目的:
- 医療現場発のイノベーティブな医療機器創出
- 世界トップレベルの学術研究機関が集積する柏の葉における、医療機器開発エコシステムの構築
対象:
医療機器開発に関わる全ての方(スタートアップ・医療従事者・医療機器製造販売業者・ものづくり企業・VC・臨床機関・大学・研究機関・行政・公的機関など)
3.プログラム内容
主催者挨拶(16時0分~16時10分)
国立がん研究センター東病院(以下、東病院) 土井俊彦院長、中小企業基盤整備機構(以下、中小機構) 新保章関東本部長、TX アントレプレナーパートナーズ(以下、TEP)國土晋吾理事、太田和美柏市長よりご挨拶をいたしました。
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国立がん研究センター東病院長 土井 俊彦
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中小企業基盤整備機構 関東本部長 新保 章
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TX アントレプレナーパートナーズ 理事 國土 晋吾
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柏市長 太田 和美
第1部:パネルディスカッション(16時10分~17時12分)
テーマ:スタートアップ支援と海外展開
モデレーター:
国立がん研究センター東病院 副院長/医療機器開発推進部門長 伊藤 雅昭
中小企業基盤整備機構 東大柏ベンチャープラザ・チーフIM 原田 憲一
第一部では、東病院 医療機器開発支援部長/スタートアップ支援室長 竹下修由、Nozomi MedAlliance株式会社 アドバイザー Robert E. Claar、Kievit Scientific LLC CEO 星場勉、 mkDUO 合同会社 代表 肘井一也より、経歴や取組みについて発表いたしました。
続いて、モデレーターの東病院 副院長/医療機器開発推進部門長 伊藤雅昭が、日本の医療機器開発において、スタートアップの海外展開事例を作ることが課題であることを言及したうえ、日本企業が実際に海外展開を進める上での課題についてパネリストに発表をいただき、さらに参加者からの質疑応答を展開いたしました。
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モデレーター 国立がん研究センター東病院 副院長/
医療機器開発推進部門長 伊藤 雅昭 -
モデレーター 中小企業基盤整備機構
東大柏ベンチャープラザ・チーフIM 原田 憲一
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パネリスト 国立がん研究センター東病院 医療機器開発支援部長/スタートアップ支援室長 竹下 修由
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パネリストmkDUO 合同会社 代表 肘井 一也
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パネリスト Nozomi MedAlliance株式会社
アドバイザー Robert E. Claar -
パネリスト Kievit Scientific LLC CEO 星場 勉
第2部:医療機器スタートアップ・ピッチ(17時17分~18時29分)
登壇企業:
株式会社Medlarks/株式会社KOEDA/株式会社エム・ティー・スリー/Vesica AI/クアドリティクス株式会社/株式会社OUI/AMI 株式会社/株式会社AI メディカルサービス
第2部では、海外展開中のスタートアップ、または、その可能性を持つ優れた技術をもつスタートアップからのピッチを行いました。
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株式会社Medlarks 代表取締役/共同創業者 松浦 康之
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株式会社KOEDA 代表取締役 奥園 徹
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株式会社エム・ティー・スリー 代表取締役社長 福原 崇臣
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Vesica AI Co-founder, CMO & CTO/
筑波大学 医学医療系腎泌尿器外科 講師 池田 篤史
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クアドリティクス株式会社 代表取締役 CEO 林 康平
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株式会社 OUI CEO/慶應義塾大学医学部眼科学教室
特任講師 医療法人慶眼会 理事長 清水 映輔
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AMI株式会社 代表取締役 CEO 小川 晋平
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株式会社AIメディカルサービス 代表取締役 CEO/
ただともひろ胃腸科肛門科 理事長 多田 智裕
第3部:パネルディスカッション(18時34分~19時14分)
テーマ:海外展開の具体例
モデレーター:
東病院 医療機器開発推進部 AI・デジタル機器開発推進室長 杵淵 裕美
中小機構 東大柏ベンチャープラザ・チーフIM 原田 憲一
第3部では、第2部でピッチを行ったスタートアップのうち、すでに海外展開を進めているクアドリティクス株式会社、株式会社OUI、AMI株式会社、株式会社AIメディカルサービスの4社から、パネリストとして再登壇いただき、海外展開のリアル、特に規制面や資金調達での苦労に焦点を当てて進行しました。
各社の進出先は、米国やオーストラリアといった先進国から、東南アジア、ケニア、ブータンといった新興国に至るまで多岐にわたっており、それぞれに異なるアプローチを取っている点も議論を深めました。また、パネリスト同士の意見交換や、第1部の登壇者への質問が飛び交い、会場は熱気に包まれる白熱した議論の場となりました。
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モデレーター 国立がん研究センター東病院 医療機器開発推進部
AI・デジタル機器開発推進室長 杵淵 裕美 -
モデレーター 中小企業基盤整備機構
東大柏ベンチャープラザ・チーフIM 原田 憲一
3部パネルディスカッションの様子
閉会の挨拶
東病院の伊藤雅昭より、総括コメントとともに閉会の挨拶が行われました。
第3部終了後、会場ではネットワーキングを開催いたしました。
多くの参加者がそのまま残り、名刺交換や活発な意見交換が行われ、大盛況のうちに幕を閉じました。
本シンポジウムを通じて生まれた新たなつながりや活発な議論が、医療機器開発のエコシステム構築の一助となることを期待しています。