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フェイスシールドクリップ『YFCP-800(特許出願中)』
山本光学株式会社との共同研究により、眼鏡をかけた医療従事者が、自身の眼鏡に装着するだけでフェイスシールドが完成する「フェイスシールドクリップ『YFCP-800(特許出願中)』」を開発しました。
開発のきっかけと製品化プロセス
一般的に、医療の現場において、飛沫感染対策として個人用保護具の着用は必須ですが、装着時の違和感や煩わしさから、その着用率がなかなか向上しないことも少なくありません。
当院では、感染制御室主体で手術室や内視鏡室などでの感染対策品として、山本光学の眼鏡型フェイスシールドグラス(YF-850S)の院内検証を実施。軽量で、全く乱反射が感じられず、手術時や医療行為の際に快適に利用できるといった声が寄せられました。また、リピート率も高く、ドクターの装着率も向上するなど、今までの保護具にはない傾向もみられました。しかし、未着用者の着用率は2.6倍と大幅に増えたものの、眼鏡を使用している外科医の使用率にほとんど変化がなかったことが判明。その理由は、YF-850のフレームは度付き眼鏡の上から装着可能となっていますが、オペの際の使用では眼鏡の上にさらにフレームを装着するのに違和感があるといったものでした。そこで、度付きめがねのテンプルに直接アタッチメントパーツを取り付けることで、シールドレンズが直接自身の眼鏡に取り付けられる『フェイスシールドクリップ「YFCP-800」』を開発。この製品は、眼鏡を着用している医療従事者の飛沫感染対策専用として、国立がん研究センター東病院 感染制御室・クオリティマネジメント室開発チームの知見や助言をもとに山本光学が設計・デザインを行いました。自分の眼鏡の上にフェイスシールドグラスを装着するわずらわしさや、眼鏡が2重になることでのわずかな違和感や集中が途切れることを危惧せずに見ることが重要な手術時に、血液や汚染物質の飛散からの保護が期待されています。
商品の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.yamamoto-kogaku.co.jp/safety/product/detail.php?pid=822