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ストーマ外来

直腸癌や膀胱癌、子宮附属器癌に対して行われる手術で、人工肛門、人工膀胱(総称してストーマといいます)を造設する方や、術後頻便や便失禁、尿が出しづらいなど、排泄に関する機能低下を起こす方がいます。WOC外来では、これらの変化する排泄方法に対して新たな排泄習慣を築く方への支援を行っています。

具体的に、ストーマ管理に関しては、腹部に袋(装具)を貼付して管理することになります。現在各メーカーから様々な装具が発売され、ストーマケアは簡便になり、多様性も出てきました。ストーマに合わせた生活を送って頂くのではなく、患者さん一人ひとりの生活に合わせたストーマケアが支援できるよう、専門の看護師が指導にあたります。

頻便や便失禁に関しては、スキンケアや食事、薬剤の調整が重要なポイントとなってきます。患者さんそれぞれの生活スタイルに合わせて、対処方法を一緒に考え、医師と協力しながら、皆様の生活を支えられるよう支援していきます。尿の出しづらさがある場合は、管(カテーテル)を用いての排泄方法に変更します。生命維持のためにも重要なことであり、排尿日誌を元に、退院後の排尿状況を確認しながらアドバイスさせていただいています。

 

ストーマ外来

患者さんの声

60代女性

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定期的に外来通院して、看護師さんに「きれいに管理できていますね」と言って貰えると、とても安心します。退院して少しストーマケアにもなれて、都内まで出かける機会も増えました。そうすると、今使っている袋は私の体には大きくて、歩いていると袋が足に当たって少し歩きにくくて困っていました。そこで、外来で少し小さめの装具を紹介してもらいました。退院してからもいろいろ相談できるのでよかったです。

50代女性

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手術する前は、温泉に行くのがとても好きだったんです。退院するときは、もうストーマを持ってお風呂に入るなんて出来ないって思っていました。でも、外来で看護師さんからお風呂の入り方や、注意点、他の人がどのようにしていらっしゃるのかを聞くことができて、今では毎月のようにスーパー銭湯に行くことが出来ています。

40代男性

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仕事復帰してから、出張に行くことになった時、出張先での装具交換のことや飛行機に乗るときの注意点など、心配だったけど外来で相談できて、トラブルなく行くことができました。

40代女性

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災害時の対応について、手術直後はそこまで気が回らなかったけど、実際に災害が起こっているのを見て、自分ならどうしようか考えたら、不安になりました。外来に来た際に、災害時が起こったときの対応や、災害に備えて準備しておくことなど情報をもらうことが出来てよかったです。今は、災害時に備えて装具の備蓄など、いろいろ準備しておこうと思います。

更新日:2020年8月5日