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通院治療センター
以前はほとんどの抗がん剤治療が入院で行われていましたが、近年抗がん剤治療や副作用の対症療法の進歩に伴い、現在では多くの抗がん剤治療が外来で行われています。当院でも外来で抗がん剤治療を受けている患者さんは年々増加しており、2018年度では注射剤を含む治療は約39,000件でありましたが2022年度では約45,000件に上っています。
外来での治療中は自宅で過ごす間、抗がん剤の管理や副作用のマネジメントを患者さんご本人又はご家族が行う必要があります。自宅で過ごす際の薬学的マネジメントの指導をするのが通院治療センター担当薬剤師であり、常勤4.5名、薬剤師レジデント1名が常駐しています。
通院治療センターの薬剤師は、抗がん剤開始日に治療内容毎に作成した説明書を用いて投与スケジュール、副作用と対策方法について説明を行います。また、継続治療中には副作用の発現状況の確認を行い、対症療法薬の使用方法の説明、副作用に対応した対症療法薬の処方の提案等も行っています。
また、当院では自宅で過ごす間に副作用が起こった際の相談窓口である「外来化学療法ホットライン」を設置しています。この相談窓口対応は通院治療センターの薬剤師又は看護師が行っており、患者さんから直接電話が繋がる仕組みになっているため、副作用発現時に迅速かつ適切に対応できるようになっています。
この様に、外来で行われる抗がん剤治療において通院治療センターの薬剤師が積極的に治療支援に関わることで、患者さんに安全で安心な治療が提供されるように日々精進しております。