トップページ > 共通部門のご案内 > 薬剤部 > 一般・患者の方へ > 脱毛について
主な抗がん剤の副作用とその対策脱毛について
脱毛について
発毛に関係する細胞は分裂・成長のスピードが速いため、抗がん剤の影響を受けて脱毛しやすくなります。
また、脱毛の程度は、抗がん剤の種類や使用した量により異なり、個人差も見られます。
一般的に、治療開始後2週間から3週間後に脱毛の症状が出始めることが多く、1ヶ月から2ヶ月くらいで全て脱毛する場合もあります。
Q:脱毛した後、髪はまた生えてくるのでしょうか?
脱毛は一時的な症状です。
抗がん剤治療終了後しばらくすると髪が生え始め、約6ヶ月で回復します。
Q:脱毛に関して注意することはありますか?
突然髪が抜けることが多いため、ショックを受ける方もいます。
前もって、帽子やバンダナ・スカーフまたはかつらを準備するとよいでしょう。
帽子やバンダナ・スカーフは頭皮の保護、保温にも役立ちます。
治療前に髪を短くカットしておくと、抜け毛の量が少なく感じられ、薄くなるのが目立ちにくくなります。
髪や頭皮のお手入れの際は、以下のことに気をつけましょう。
- 頭皮に痛みやかゆみを感じることがありますが、洗髪は頭皮の新陳代謝を促し、これらの症状をやわらげる効果があります。刺激の少ないマイルドタイプのシャンプーを少し薄めて使いましょう。シャンプーは手にとって泡立ててから髪につけ、直接頭皮にかけるのは避けるようにしましょう。
- ドライヤーの温度は低めにしてゆっくり乾かしましょう。
- ヘアブラシは毛先が軟らかく目の粗いものを使うとよいでしょう。
- パーマやカラーリングは避けましょう。