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ごあいさつ
若き力とともに、未来のがん医療を創る
国立がん研究センター東病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。当院は、がんの診断・治療・研究の最前線を担う中核病院として、1992年の開院以来、全国のがん診療を牽引する人材の育成に力を注いできました。医師のみならず、薬剤師、放射線技師といった多職種の専門職が一丸となって、がんに対するチーム医療と先端医療を支えています。
当院では、がん専門病院としての機能を生かし、診療科や職種の垣根を越えて、実践的かつ先進的な研修・教育を提供しています。医師においては、がん診療各科における専門的知識・技術の習得に加え、各種専門医制度に対応したプログラムも整備しており、将来のキャリアを見据えた研修が可能です。薬剤師や診療放射線技師、医学物理士においても、がん薬物療法、放射線治療の最前線に関わりながら、質の高い専門的スキルを実地で学ぶ機会が広がっています。
また、当院のもう一つの強みは、研究と教育の両立が可能であることです。慶應義塾大学、順天堂大学、東京慈恵会医科大学などとの連携大学院制度を活用し、多くのレジデントやスタッフが学位取得を目指して研究に励んでいます。院内には研究支援体制や学位取得のためのカンファレンスも整備されており、ほとんどの研修生が期間内に学位を取得している実績があります。
さらに、卒業後の進路も多様で、当院に残って中心的な役割を担う者もいれば、大学病院や全国のがん拠点病院に赴任し、教育・診療・研究の各分野で活躍している先輩が数多くいます。がん医療を通じて社会に貢献するという明確な目的を持ち、未来を切り拓く力を身につけるには、これ以上ない環境がここにはあります。
私自身もかつてこの東病院でレジデントとして研修を受け、現在は教育担当副院長として皆さんの成長をサポートする立場となりました。東病院での日々は、厳しさとともに、学ぶ喜びと日々成長する実感に満ちていました。皆さんにも、同じように意義深い時間を過ごしていただきたいと願っています。
一度、ぜひ当院を見学し、現場の空気を感じてください。レジデントの先輩たちのリアルな声を聞いていただければ、きっと「ここで学びたい」と思えるはずです。がん医療の未来をともに切り拓く志ある皆さんに出会えることを、心より楽しみにしています。