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診療について

診療における国立がん研究センター東病院の特徴は、個々の患者さんの治療方針を決める過程にあります。外来でも入院でも担当医師個人が患者さんの治療方針を決めるのではなく、消化管内科グループ、消化管内視鏡科グループ、外科グループ、放射線治療グループ、放射線診断グループに所属する多数の医師が集まって話し合い、総合的な判断によって個々の患者さんに合った治療を決めて行く方針をとっています。この方法によって、個人の偏った診断や部署ごとの方針の違いがなくなり、現在最もよいと考える治療が患者さんに提供できるのです。この点は、当院が最も誇りとするところです。また、診療においては医師だけではなく、看護師、薬剤師を含むチーム医療を行っており、個々の患者さんにとって適切な治療を提供するために治療方針を総合的に検討し、入院の目的を明確にした治療計画を提示することを心掛けています。

診療内容

消化管 がんを中心とする抗がん剤治療に関する診療を行っています。新薬の臨床試験(治験)も多数行っています。新薬の臨床試験(治験)については治験についての項をご参照ください。

食道がん

  • 進行がん、術後再発がんに対する抗がん剤治療(化学療法、免疫チェックポイント阻害薬)
  • 局所進行がんに対する抗がん剤と放射線の併用療法
  • 術前・術後の抗がん剤治療

胃がん

  • 進行がん、術後再発がんに対する抗がん剤治療(化学療法、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬)
  • 術前・術後の抗がん剤治療

大腸がん

  • 進行がん、術後再発がんに対する抗がん剤治療(化学療法、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬)
  • 局所進行がんに対する抗がん剤と放射線の併用療法
  • 術前・術後の抗がん剤治療

その他の消化器がん

  • 消化管間葉系腫瘍(GIST)、小腸がん、消化管原発神経内分泌腫瘍
    (Neuroendocrine tumor:NET)、肛門がんに対する抗がん剤治療

治療実績

2023年度治療症例数

  • 食道がん
    治療:化学療法(放射線化学療法含む)
    患者数:187
  • 胃がん
    治療:化学療法
    患者数:189
  • 大腸がん
    治療:化学療法(放射線化学療法含む)
    患者数:411

更新日:2024年5月1日