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泌尿器・後腹膜腫瘍科
レジデント1日体験プログラム 泌尿器・後腹膜腫瘍科
- プログラム代表者名
増田 均 - スタッフ構成
泌尿器科常勤医師 4名、同レジデント 3名、専攻医 2名 - 関連リンク
募集要項・研修概要・診療科紹介
研修内容や各研修プログラムコースの詳細は下記をご覧ください。
注:テキストまたは画像をクリックするとPDFが開きます。
東病院 泌尿器・後腹膜腫瘍科のPRポイント
特徴
泌尿器科はロボット支援手術が、最も進んでいる診療科です。その中で、当科は、本邦においてもトップクラスの症例数です(2022年度は349件)。前立腺全摘、腎部分切除、根治的腎摘、腎尿管全摘、膀胱全摘をロボット支援下で施行しており、保険収載されているロボット悪性泌尿器科手術はすべて、研修することができます。また、腹腔鏡手術も積極的に施行しており、また、他施設では、開腹手術に該当する症例でも、腹腔鏡下小切開(ミニマム創)で施行し、できる限りの手術の低侵襲化を目指しています。それぞれの手術の認定資格(ロボット支援手術プロクター、腹腔鏡技術認定医、ミニマム創施設基準医など)を取得するのに充分な症例数と機会を提供することができます。また、後腹膜肉腫や局所進行腎がんに対して、大腸外科及び肝・胆・膵外科と共同で、拡大切除を施行しており、幅の広い研修を行うことができます。
当院では泌尿器悪性腫瘍に対する薬物療法は主に腫瘍内科で施行していますが、合同カンファレンスを通じて情報を常に共有しており、また短期的の研修も可能です。放射線治療に関しては、前立腺癌に対する外照射の合併症予防のためにマーカーやスペーサーの挿入、内照射の施行を共同で施行しており、幅の広い経験を積むことができます。
当科での研修
- 低侵襲手術の習得
ロボット支援、腹腔鏡、ミニマム創の低侵襲手術のすべてを習得してもらいます。泌尿器科手術には、名人芸の要素はなく、手順と方法を暗記し、まずはチームプレーに徹します。助手ができると判断できれば、すぐに執刀のチャンスはめぐってきます。若手の努力には、確実に応えたいと考えています。また、尿失禁外科治療を積極的に施行しており、他施設では習得できない技術です。
- 泌尿器科全般の習得
腫瘍内科、放射線科、病理と合同カンファランス、勉強会を通じて情報・知識の共有を図っています。また、国際共同治験を含め、多数の治験に参加しております。前向きの臨床研究のあり方を勉強できます。科の垣根がないので、ご相談頂ければ、短期的な他科での研修も容易です。IO 時代における薬物と手術のあり方や、放射線では陽子線治療なども身近に接することができます。大腸外科との合同手術が非常に多く、骨盤内臓全摘を含めた合併切除が、日常的に施行されており、外科医としての視野が広がります。本邦屈指の外科医の技術を学ぶことで、将来の財産を得ることができます。
- 研究
免疫TR部門との共同研究を行っており、尿路上皮がん、腎がんなど免疫機構及び逃避機構などの内容で、学位取得につなげることもできます。レジデント期間と連動させることで、臨床に密着した基礎研究を効率よく施行することができます。
教育体制
4人のスタッフのもと、まずはロボット支援手術、腹腔鏡下手術、腹腔鏡下小切開手術を研修してもらいます。ロボット手術に関しては、施行資格を取得し、実際の執刀医の立場まで成長してもらいます。また、泌尿器特有の尿路処置(腎瘻やステント)が非常に多く、中心となって施行して頂きます。国際学会での発表、論文作成もかなり積極的にすすめております。薬物関連の研修に関しては、腫瘍内科で多数の前向き研究に参加して頂いて、薬剤が実際に使用されるまでの流れを肌で感じて頂きます。
1日体験プログラム情報
複数日程の体験
可
お勧めの曜日・プラン
手術は、月~金曜日の毎日で、15-20件の件数があります。火、金曜日は、カテーテル処置、水、木曜日は放射線科と合同で内照射、マーカー、スペーサーの処置を施行しています。木、金曜日が外来を減らしているので、対応しやすいです。
対応の難しい日
火曜日 (外来、カテーテル処置が多いため)
備考
ほぼ毎日、手術室か透視室で、働いています。
1週間のスケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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7:45 | 病棟カンファレンス、手術画像供覧 | ||||
9:00 | 手術見学など | ||||
12:00 | 昼食 | ||||
13:00 | 手術・検査見学など | ||||
17:00 | 同日の問題点の相談、情報共有 |
参加申込・お問い合わせ
参加申込はメールにて承ります。詳細は下記バナーをクリックしてご覧ください。
先輩レジデントからのメッセージ
泌尿器・後腹膜腫瘍科レジデント 廣瀬 航平
日々、ロボットや腹腔鏡手術の修練で、非常に多忙ですが、非常に短期間に成長を実感することができます。これだけ、豊富な研修機会を得られる施設は少ないと思われます。また、非常にまとまりがよく、ワンチームで臨床にあたるので、相談しやすく、疑問点は日々解決されていきますし、関係している論文や雑誌をすぐに教えて頂けます。