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薬剤師外来
近年、経口抗がん剤の開発が推進され、経口薬での治療を受ける患者さんが増えています。経口抗がん剤は、きちんと守られたスケジュールで内服すること、飲み忘れや飲み間違えを防ぐことで治療効果を最大限に発揮することができます。また注射抗がん剤と同様に副作用が生じることもあり、副作用の管理が非常に重要です。
当院では外来がん治療として、経口抗がん剤による治療を積極的におこなっており、患者さんは通院しながら自宅でがん治療を受けることができます。当院では、経口抗がん剤治療を受ける患者さんに対して「薬剤師外来」を開設しており、薬剤師が医師と共同で安全に治療が続けられるように確認をおこなっています。
当院の「薬剤師外来」は平成21年6月に開設しました。薬剤師外来では、経口抗がん剤治療を開始する患者さん(注射抗がん剤と併用の患者さんは、通院治療センターの担当薬剤師が対応します)には、専用ブースで治療スケジュールや副作用対策、緊急時の連絡方法などを説明します。また治療開始後は、定期受診に合わせ診察の待ち時間を利用し、薬剤師から体調等の問診や薬に関する相談をおこなっています。事前に問診した内容は、医師が診察時に確認できるようにフィードバックしております。相談内容によっては、保険薬局薬剤師、外来看護師、栄養士等の色々な職種のスタッフと協力して問題を解決するように努めています。
その他、医療用麻薬を開始する患者さんへの服薬指導や手術を目的として受診された患者さんの常用薬を確認し、手術時に注意が必要な薬の使用状況を医師にフィードバックしています。
薬剤師外来では、患者さんが安心して相談できるようにプライバシーに配慮した個室でおこなっています。現在、常勤薬剤師3名、薬剤師レジデント1名が担当しており、患者さんに寄り添った対応を心がけております。