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下痢
下痢とは、便の中の水分量が多くなり、健康時の便と比較して、非常に緩い粥状、もしくは液体状の便が出る状態です。がんの治療中は、薬物療法や放射線治療、手術などによって起こることがあります。下痢が続くと脱水や栄養障害が起きたり、肛門の周りに痛みや炎症が起きたりして、心身ともに負担がかかります。命に関わる状態になる場合もあるため、速やかに対処することが大切です。
詳しくは、国立がん研究センターがん情報サービス「下痢」をご覧ください。
要因
一般的な要因
- 胃腸の機能低下
- 刺激の強過ぎる食事(冷たいもの、辛いもの、油っこいもの、繊維の固いもの)
- 食べ過ぎ・飲み過ぎ
- 感染
がん患者さんにおける要因
- がん治療の副作用(抗がん剤投与、腹部への放射線照射等)
- 胃腸の機能低下
- 刺激の強過ぎる食事
- 抗生物質の投与
- 感染
- 心理的な負担
食事のアドバイス
1.刺激の強い食品は避けた方が良い
- 濃すぎる味・・・・・濃い味付け、塩味の強いスープ等
- 強い酸味・・・・・・酢の物、柑橘類(みかん、グレープフルーツ)等
- 強い香辛料・・・・・辛子、わさび、生姜、山椒、胡椒等
- 熱い・冷たい物・・・人肌程度に温度を調整する
- 固い物・・・・・・・生野菜、野菜の茎、根菜類、種実類、せんべい等
- 口にはりつくもの・・のり、芋類、もち等
- アルコール飲料
2.温かく、消化の良い食品を中心に摂る
3.ゆっくり良く噛んで食べるようにする
4.腸内環境を整える乳酸菌食品・水溶性食物繊維の摂取を心掛ける
5.水・スポーツ飲料など水分の補給をこまめにする
水分が摂れない場合は病院に相談しましょう
参考資料
毎日の食事に役立つ資料を掲載しています。
画像をクリックすると、下記項目の詳細(PDFファイル)をご覧いただけます。