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設楽 紘平が「第5回ジャパンリサーチフロントアワード」を受賞しました

2024年5月23日
in English

5月22日、クラリベイト(Clarivate)より、「第5回ジャパンリサーチフロントアワード」の受賞者が発表され、当センターより東病院 消化管内科 科長・先端医療科/先端医療開発センター新薬臨床開発分野の設楽紘平が選出されました。
ジャパンリサーチフロントアワードとは、今後飛躍的な発展が期待される先端研究領域を特定し、クラリベイトが分類した22の学術分野において、最も高い頻度で引用されている上位1%の論文(高被引用論文)のうち、後に発表された論文と一緒に引用(共引用)されている論文を分析し、先端研究領域および受賞者を選出するものです。

設楽 紘平(したら こうへい)

Dr_Shitara

写真:クラリベイト提供

受賞フロント名:胃癌に対する免疫チェックポイント阻害剤の開発

所属:東病院 消化管内科 科長・先端医療科/先端医療開発センター 新薬臨床開発分野

設楽科長は、消化管がんに対する新規治療開発のための臨床研究を精力的に行ってきました。特に胃がんに対する新薬の臨床試験の結果を筆頭著者・責任著者としてThe New England Journal of Medicine, The Lancet, Nature, Lancet Oncology誌等に報告し、4つの新薬 (trastuzumab deruxtecan、nivolumab、 FTD/TPI、Zolbetuximab) の承認に結び付きました。

また、新規薬剤の早期試験や新規併用療法などを検討するための数多くの医師主導治験を主導し、さらには施設内外の研究所と共同して、多くのトランスレーショナルリサーチにも携わっています。医師主導治験の結果をもとにして免疫療法と分子標的剤の併用を検討する国際共同治験やHER2, claudin 18.2に対する新規薬剤の治験等を含めた複数の試験を国際調整医師として主導しています。

今回特に胃がんに対する免疫チェックポイント阻害剤の臨床開発における功績が評価されて、第5回ジャパンリサーチフロントアワードを受賞しました。

更新日:2024年6月5日