就学支援
当院では東京都立墨東特別支援学校の分教室である「いるか分教室」が1998年度に開設され、小学1年生から高校3年生まで、治療中も学校生活を中断させることなく行えるよう、支援しています。院内学級の教師と医療者が定期的に話し合い、治療中の体調不良や治療スケジュールに合わせた学習計画を立てており、子どもにとって学習の場は精神安定の意味でも非常に重要な位置付けとなっています。
当院では入院時より、元の学校との連携を密に取り、退院時に原籍校への移行をスムーズに行えるよう様々な取り込みがなされています。学業の遅れや容姿の変化、受け入れ体制の不備、周囲の理解不足など、復学時に生じる困難は多いため、当院では小児看護専門看護師を中心に、早期からの復学支援に取り組み、環境の変化に対する子ども達の不安が少しでも軽減されるよう、全力でサポートしています。