当科へご紹介を検討される先生方へ

当院では女性性器悪性腫瘍に対し、婦人科医、放射線治療専門医、抗がん剤治療専門医（腫瘍内科医）、放射線診断医、婦人科病理専門医で構成されたチームで多角的に検討し治療を行っています。当科は主に手術治療を担当しています。

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当科の診療対象疾患は、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん(卵管がん、腹膜がん)、外陰がん、腟がん、子宮肉腫などの女性性器悪性腫瘍です。また、子宮頸部上皮内癌、子宮頸部高度異形成、子宮内膜上皮内腫瘍（異型子宮内膜増殖症）といった、前がん病変の治療も行っております。なお、早期子宮体癌や子宮内膜上皮内腫瘍に対する子宮温存治療（ホルモン治療）に関しては、不妊症治療も行える大学病院等へ紹介しております。卵巣腫瘍や子宮腫瘍（子宮筋腫等）で悪性疾患であるかのどうかの病理学的診断のために必要な手術も行っております。若年症例に対する子宮腫瘍の核出手術は原則的に対応しておりません。当院はがん治療専門ですので、がん以外の婦人科疾患（子宮頸部異形成、子宮筋腫、良性卵巣腫瘍、子宮内膜症、子宮脱、不妊症など）の診療は行っておりません。しかし御施設で悪性疾患と診断された場合はもちろん、悪性疾患が疑われる場合や悪性疾患かどうか判定が難しい場合にも、当院への紹介をご検討ください。当科で拝見した結果、良性疾患や軽度異形成までの子宮頸部細胞診異常など、まだ治療を行わなくても問題ない、経過を見ても問題ないと判断した場合には、御施設へお戻りいただいて診療を継続していただきたいと思います。

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