診療について
当科では以下の方々を対象に診療を行っております。
当院治療中の患者さまへ
1.一般診療
がん治療に伴う気持ちのつらさや精神症状に対して診療およびカウンセリングを行っております。
2.周術期外来
手術を安全に行うために、せん妄予防や向精神薬の調整等を行います。
3.禁煙外来
がん患者さんの治療・療養を支援することを目的に、中央病院通院中または検診センターで検診を受けていらっしゃる方を対象に保険診療による禁煙外来を行なっております。禁煙外来は近隣のクリニックでも受けることができます。
リンク:https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/psycho-oncology/consultation/tokushu_gairai/010/kinen.html
4.心理カウンセリング外来
「病気のことで頭がいっぱいになる」「気持ちが落ち込む」「周囲に病気をどう伝えるか」など、闘病中はさまざまな悩みや不安を抱えることがあります。こうした悩みは、体調や気分、考え方や行動といったご自身の状態と、環境や人間関係などのさまざまな要因が複雑に絡み合って生じていることが少なくありません。
心理カウンセリングでは、対話を通してその状況を一緒に整理し、悩みや不安との向き合い方を考えていきます。患者さん自身の力を取り戻し、考え方のくせに気づいたり、気持ちを整理したりできるようお手伝いします。
*当外来では、がん治療に関係するお悩みを中心にご相談をお受けしていますので、あらかじめご了承ください。
相談方法
- 1.~3.については主治医にご相談ください。主治医から精神腫瘍科の受診手続きをいたします。
- 4.は精神腫瘍科医師の指示の下に行います。ご希望の方は、まず精神腫瘍科を受診なさってください。初回は精神腫瘍科医師の診察を受けていただき、その後、心理療法士がカウンセリングを行います。
5.日々の充実感やよろこびを取り戻すプログラム(行動活性化療法)
病気を抱えながらの生活は、いろいろな不安やストレスを感じることも多くなります。ゆううつな気持ちや不安を感じると、ついそのことに囚われてしまい、活動をやめてしまう傾向にあります。しかし、活動が減少すると、楽しみや喜びを得ている活動からどんどん遠ざかってしまい、気分がますます落ち込んでしまうという悪循環が生じやすくなります。このプログラムでは、病気になったことで、あきらめざるをえなかったり、投げ出してしまったりした、あなたの人生において大切にしたいもの(価値)に着目します。あなたにとっての「価値」とはなにか、どんなことに時間をつかい、どのように日常生活を過ごしたいのかを明確にします。そして、そのために今できる具体的なことを話し合っていくことを通して、生活の喜びや充実感を取り戻すことを目指しています。
- 対象となる方:病気のことばかり考えてしまい、家に閉じこもりがちだったり、日々の活動が少なくなったように感じている方
- 診療時間:月~金曜日 10時30分から17時
- 申し込み方法:ご興味ある方は担当者「精神腫瘍科 小川祐子(おがわ ゆうこ) 」に、中央病院代表(電話番号:03-3542-2511)からご連絡ください。
- 参考資料:リーフレット「日々の充実感やよろこびを取り戻すプログラムのご案内」(PDF: 1.6MB)
当院治療中の患者さまを支える方へ
大切な方ががんという病気になられることは、多くの方にとって大きな出来事です。今後のことを考えて不安になったり、これまでの生活が大きく一変わったように感じたり、患者さんとどのように接したらよいのか悩まれることもあるかもしれません。
こうした状況が続くと、気分の落ち込みや不安、食欲の低下、不眠などのつらさを感じることもあります。また、医療者との関わりの中で戸惑いやストレスを感じる方もいらっしゃいます。
ご家族や身近な方の心身の負担を軽減することは、患者さんにとっても、ご家族にとっても大切なことです。しかし、「一番つらいのは患者さんだから」と感じ、ご自身の気持ちについて相談することをためらわれる方も少なくありません。
当院では、当院で治療を受けている患者さんを支える方を対象に、がんの闘病を支える方のカウンセリングを行っています。お一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
相談方法
主治医にご相談ください。
- 既にかかりつけの精神科・心療内科がある場合は、まずはそちらへのご相談をお勧めしています。
- 当外来では原則として薬物療法は行っておりません。必要に応じて、専門の医療機関をご案内することがあります。
- ご相談は、患者さんが当院で治療を受けている期間に限ります。
- がん治療に関係するお悩みを中心にご相談をお受けしていますので、あらかじめご了承ください。
大切な方を亡くされた方へ
大切な方を亡くされたあと、悲しみやさみしさだけでなく、後悔や怒りといった思いが繰り返し浮かぶことがあります。気持ちが落ち込む、涙が出る、眠れない、食事が進まない、何も手がつかないなど、心身の不調を感じることも珍しくありません。
こうした反応は、身近な人との死別を経験したときにみられる自然なこころの反応です。しかし、そのつらさが長く続いたり、日常生活に大きな影響が出たりするときには、ひとりで抱え込まずに支援を受けることが大切です。
大切な方を失った悲しみがすぐになくなるわけではありませんが、適切な支援によって、そのつらさが少しずつ和らぎ、ご自身の生活を取り戻していく助けになることがあります。
ご相談を希望の方は、下記のリンク先ページをご参照ください。
*特殊外来 遺族ケア外来