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国立がん研究センター中央病院におけるセレウス菌感染症のご報告(第2報)
平成25年8月22日にご報告いたしました、国立がん研究センター中央病院におけるセレウス菌による感染症の事例について、経過をご報告します。
経過
- 8月22日に、6月17日から8月21日の間にセレウス菌感染症症例が13例発生したことを報告しましたが、8月22日以降、新規の発生は認めていません。
- 8月22日時点で治療を継続していた4例中1例は治療を終了、3例は治療を継続しています。
セレウス菌による感染症件数
対応状況
- 調査委員会を発足し、感染防止対策地域連携病院に協力をいただきながら、感染源、感染経路、感染症症例の調査分析等を継続して行っています。
- 感染された患者さんに対する治療を行っています。亡くなられた2名の患者さんについては、経過とセレウス菌感染との因果関係等について調査を行っています。
- 感染の拡大を防止するため、全職員に今回のセレウス菌感染症発生の経過を周知するとともに、日常業務における注意点(手指衛生、血管内留置カテーテル等の扱いについて等)の再徹底を行っています。
- 感染源の可能性が高いと判断された清拭タオルについては、全て使い捨ての製品(ディスポーザブル)に変更しています。
- 中央区保健所等、関係機関への情報提供を継続して行っています。
今後の対応方針
- 当院におけるセレウス菌感染症発生の推移とともに、引き続き調査によって新たな情報が明らかになった場合は、当センターホームページ等において、すみやかに情報を開示してまいります。
前回のご報告は関連リンクをご参照ください。
平成25年8月29日
独立行政法人国立がん研究センター
中央病院長 荒井 保明