ごあいさつ
国立がん研究センター中央病院 肝胆膵外科のホームページにようこそ!
約50年になる当科の歴史で、先達は新しい知見や開発した技術で、日本そして世界の肝胆膵外科学をけん引してまいりました。現在、我々が特に力を入れて取り組んでいる課題は「化学療法・放射線療法と手術をうまく組み合わせる集学的治療で治癒率を上げること」、「胆道や膵臓の複雑な周術期管理と長時間手術をより安全にすること」、「腹腔鏡やロボットを駆使して手術を低侵襲にすること」です。「根治性」と「安全性」という根本の目標は昔から変わりません。
2024年4月より宮田明典を、11月より海野良介を新たにスタッフとして加えました。奈良聡、水井崇浩と合わせた5名のチームで、豊富な経験にそれぞれの得意分野を組み合わせて、より良質でより新しい手術手技や研究結果を届けていきます。
当科の基本方針は下記の通りです。
- 肝胆膵外科のみでなく他科、多職種のスタッフがチーム一丸となって、限られたチャンスに対し、全力で治療にあたります。
- できる限り低侵襲で、患者さんのQOLを維持できる治療を選択します。
- 外科治療の科学的検証を行います。臨床研究を通じて新しい治療法の開発に取り組み、国内外に発信していきます。
- 確かな知識と高い技術を持ち、皆に信頼されるリーダーにふさわしい外科医の育成に取り組みます。
「病気が治る」「少しでも長生きする」ことはもちろん、「もとどおりの生活に戻る」「仕事を続ける」ことを目標に、患者さんと共に闘ってまいります。
あきらめずに是非、相談にお越しください。
2024年11月
国立がん研究センター中央病院
肝胆膵外科 科長 江崎 稔