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ごあいさつ

国立がん研究センター中央病院 肝胆膵外科のホームページにお越しいただき、ありがとうございます

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 50年ほどになる当科の歴史で、先達は新しい知見や開発した技術によって、日本そして世界の肝胆膵外科学をけん引してまいりました。我々が現在、特に力を入れて取り組んでいる課題は「化学療法や放射線療法と手術をうまく組み合わせる集学的治療で治癒率を上げること」、「胆道や膵臓の複雑な周術期管理と長時間手術をより安全にすること」、「腹腔鏡手術やロボット手術の適応を広げること」です。「根治性」と「安全性」という大きな目標は昔から変わりません。
 5名の指導専門医と全国から集まった若手外科医4~6名が、豊富な経験にそれぞれの得意分野を組み合わせて一丸となり、より良質でより新しい手術手技や研究結果をお届けします。

当科の基本方針は下記の通りです。
〇 他科、多職種のスタッフと協力して、限られたチャンスに対し、あらゆる治療法を念頭におきながら、
  全力で治療にあたります
。納得いくまで説明を聞いてください。

〇 できる限り低侵襲で、患者さんのQOLを維持できる治療を選択します。
  ご希望は遠慮なくお伝えください。可能かどうか一緒に考えましょう。

〇 外科治療の科学的検証を行っています。臨床研究を通じて新しい治療法の開発に取り組み、国内外に
  発信していきます。気持ちに余裕があるようでしたら、研究・試験にご参加ください。

〇 確かな知識と高い技術を持ち、皆に信頼されるリーダーにふさわしい外科医の育成に取り組みます。
  若手外科医の育成のため、患者様からのご意見・ご感想も是非お寄せください。

「病気が治る」「長生きする」ことはもちろん、「今まで通りの生活に戻る」「仕事を続ける」「趣味を楽しめる」ことを目標に、患者さんと共に闘ってまいります。あきらめずに是非、相談にお越しください。

 

2025年11月
国立がん研究センター中央病院
肝胆膵外科 科長 江崎 稔