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バイオバンク・トランスレーショナルリサーチ支援室

バイオバンク・トランスレーショナルリサーチ支援室とは

 

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バイオバンク・トランスレーショナルリサーチ支援室では、国立がん研究センターバイオバンク(NCCバイオバンク)の円滑な実施、クリニカルシークエンスやその他の前向き試料解析研究の実施を支援します。

バイオバンク支援業務として、NCCバイオバンクを支える基盤となる患者さんへの説明に基づく同意取得、および院内の体制整備などを行っています。

また、トランスレーショナルリサーチ支援業務として、遺伝子解析を基にしたゲノム医療実現化事業について、中央事務局業務、病理検体のロジスティクス、データ入力などを行っています。また、患者さんの試料(がん組織や、血液)を用いた研究を円滑に行うための支援を行っています。

 

主な活動内容(実績)

国立がん研究センターバイオバンク支援業務

中央病院フロア1階アトリウムのバイオバンク窓口に設置された専用ブースで、国立がん研究センターバイオバンク(NCCバイオバンク)について、リサーチ・コンシェルジェ(必要な研修を受けた説明担当者)が文書を用いて患者さんに個別に説明を行い、患者さんからの質問に答え、余剰検体・研究用に採取される血液・付随する診療情報・予後情報の研究用保管と包括的医学系研究利用への協力について、同意または非同意の意思を文書で表明するようにお願いしています。

バイオバンク窓口

説明同意文書

NCCバイオバンクへの同意状況

また、院内のNCCバイオバンク実施体制を整備し、センター職員向けに定期的にバイオバンク説明会を開催し、センター内の研究相談の窓口となり、センター全体でNCCバイオバンクが円滑に機能するように支援しています。

NCCバイオバンクの研究実施計画書や説明同意文書等に変更の必要が生じた場合には、研究倫理審査委員会へ提出する書類作成支援なども行っています。

国立がん研究センターバイオバンクの詳細について「バイオバンク」のページをご覧ください。

トランスレーショナルリサーチ支援業務

 創薬・育薬を目指したトランスレーショナルリサーチのためのデータセンター、中央事務局業務等、研究支援者業務を行っています。さらに、患者さんごとに適した治療を、遺伝子解析と臨床試験を通じて実証する全国システムの確立を進めています。このように、個別化治療時代のトランスレーショナルリサーチのための包括的なサポートを行いながら、新たな研究基盤モデルの構築に取り組んでいます。

2024年4月現在支援を行っているプロジェクトは

などです。

初診患者に対する診療支援

リサーチ・コンシェルジェは、国立がん研究センター中央病院初診患者さんに対し、バイオバンク窓口の専用ブースでNCCバイオバンクの説明をする前に、共通予診カードや診療科別予診カードなど診察を受けるために必要な書類記載のサポートを行っています。 国立がん研究センターを初めて受診する患者さんが、少しでも安心して診察を受けられるように心掛けることに加え、必要書類記載のサポートを受ける中で担当医に伝えたい症状や来院目的などを患者さん自身が整理できるように、また、予診カードが不足なく記載されるように支援を行っています。