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自宅で中央病院のがん支援の最前線を体感がん患者さんのサポートと生活の工夫展 20233月7日から4月30日までオンライン開催 がん患者さんのスポーツ活動に関わるパネルディスカッションを3月11日ライブ配信
2023年2月15日
国立研究開発法人国立がん研究センター
国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:中釜 斉、所在地:東京都中央区)中央病院(病院長:島田 和明)は、がん患者さんが「がんになっても安心して暮らせる社会」を目指し、治療中のがん患者さんに様々な生活の工夫をご紹介する「がん患者さんのサポートと生活の工夫展」(以下、「生活の工夫展」)を2023年3月7日(火曜日)から4月30日(日曜日)までの55日間、オンラインで開催します。
中央病院では、2016年9月に患者サポートセンター(中央病院8階)を開設し、患者さんのQOLを重視したサポートを看護師や薬剤師、栄養士、医師など多職種のチームで実践しています。生活の工夫展では、患者サポートセンターで中央病院の患者さん向けに行っている患者教室などを10トピック19本の動画にし、開催期間中に一般公開します。今年は「つながる」をテーマとし、がん患者さんが地域とつながるための地域・社会のリソースの活用法や社会とつながるためのアピアランスケアなど、最前線のがん支援をご自宅で体感いただけます。
また、3月11日(土曜日)には「多職種パネルディスカッション:私たちだってスポーツしたい!」をライブ配信します。スポーツに関心が高いAYA世代(15歳から39歳の思春期・若年成人)にがんに罹患し、治療によって四肢機能障害が生じたサバイバーに対し行ったスポーツ活動に関する調査研究の結果をもとに、ご自身もがんサバイバーで車いすバスケット前日本代表ヘッドコーチの及川晋平氏らをお招きし、悪性骨腫瘍の診療に関わる医師、作業療法師などがAYA世代のがん患者さんのスポーツ活動への支援や潜在的ニーズについて討議します。
その他にも、3月9日(木曜日)には中央病院のAYA世代のがん患者さんが集う「AYAひろば」を一般公開し、AYA世代のがん患者さんが「つながる」場を提供します。
開催概要
サイトURL
https://www.ncc.go.jp/html/ncch/event2023/index.html
公開期間
2023年3月7日(火曜日)9時から4月30日(日曜日)17時
参加費
無料
対象者
がん患者さんと家族などどなたでも参加可
(AYAひろばのみ事前登録制)
動画配信
中央病院患者サポートセンターで行っているサポートから10トピック19本の動画を公開します。イベント開催期間中にいつでも閲覧可能です。全国どこからでもご都合に合わせご視聴いただけます。
トピック |
内容 |
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地域・社会のリソース活用 |
医療ソーシャルワーカーや看護師が入院前から行っている入退院支援を通して「地域とつながるとはどういうことか」を解説します |
明日へつながる食事の話 |
がん治療で生じる食事に影響する症状別の食事対策から栄養バランス・栄養価アップの簡単レシピを紹介 |
社会とつながるための アピアランス(外見)ケア |
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親と子サポート教室 |
親子の気持ちがつながる~モヤモヤは誰でもある~ |
リンパ浮腫セルフケア教室 |
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抗がん剤治療教室 |
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治験・臨床試験教室 |
がんの臨床試験についての疑問にお答えします
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膵がん・胆道がん教室 |
膵がん治療に役立つ情報を、医師、心理士、看護師、薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカーが解説
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緩和ケア教室 |
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こころに寄り添うこと |
精神腫瘍科ってどんなところ?受診をお勧めする症状を紹介 |
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社会とつながるためのアピアランス(外見)ケア
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親と子サポート教室
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リンパ浮腫セルフケア教室
ライブ配信 「多職種パネルディスカッション:私たちだってスポーツしたい!」
AYA世代のがん患者さんのスポーツ活動の実態や潜在的ニーズ、支援状況についての調査結果を発表し、求められる支援について討議しました。
https://www.ncc.go.jp/html/ncch/event2023/index.htmlからご覧ください。
- 主な出演者 中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 医師 岩田 慎太郎、中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 作業療法士 大木 麻美、車いすバスケット前日本代表ヘッドコーチ 及川 晋平氏 他4名
- プログラム 悪性骨腫瘍ってどんな病気?/私のスポーツの楽しみ方/悪性骨腫瘍サバイバーのスポーツの実施状況/悪性骨腫瘍サバイバーのスポーツ復帰の障壁/特別講演:車いすバスケットボールと私/総合討論
車いすバスケット前日本代表ヘッドコーチ 及川 晋平氏について
16歳の時、骨肉腫のため右足を失い5年間の闘病生活を経験したがんサバイバーです。
その際に、車いすバスケと出会い、2000年シドニーパラリンピックに出場しました。2013年から男子日本代表のヘッドコーチに就任し、日本代表チームを東京2020パラリンピック銀メダルに導きました。
今回は、東京2020パラリンピックの軌跡から、AYA世代のがん患者さんに求められる支援とその必要性についてお話しいただきます。
オンライン患者サロン AYAひろば
生活の工夫カード
「生活の工夫カード」とは、中央病院の看護師が患者さんの声を拾い上げ、看護師の立場からの知識や技術を補強し、患者さんと看護師が一緒に作成した、がん患者さんの療養生活の工夫がまとめられたカードです。
全種以下のURLまたはQRコードからダウンロード可能ですので印刷してご活用ください。
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/nursing/division/support_card/index.html
問い合わせ先
- 一般からの問い合わせ先
国立がん研究センター 総務部総務課
〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1
TEL:03-3542-2511(代表)
- 報道関係からの問い合わせ先
国立がん研究センター 企画戦略局 広報企画室
〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1
TEL:03-3542-2511(代表)
E-mail:ncc-admin●ncc.go.jp