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その他の疾患(希少がん)
VHL病
VHL病は常染色体顕性遺伝性の疾患で、複数の臓器に腫瘍性あるいは嚢胞性の病変を多発します。発症病変としては、副腎褐色細胞腫、腎細胞がん、網膜血管腫、中枢神経系 (小脳、延髄、脊髄) の血管芽腫、膵臓の神経内分泌腫瘍などが知られています。国立がんセンター中央病院では遺伝カウンセリングも含めて、ワンストップ診療(集学的治療)により複数科が連携して治療を行っています。中村英二郎医師が患者会の顧問医師を務めておりますので、主治医の先生に紹介状をお願いして、お気軽にご受診ください。
褐色細胞腫/パラガングリオーマ
褐色細胞腫・パラガングリオーマは、カテコラミンというホルモンを過剰に産生し高血圧などの症状をきたす腫瘍で、30-40%が遺伝性であるとされています。治療としては、摘出手術が第一選択ですが、手術不能の場合には、化学療法、放射線療法(内照射)などが選択されます。当院では複数科が連携して各患者さんに適した治療を行っています。
関連リンク
- VHL(フォン・ヒッペル・リンドウ)病患者会 (外部サイトにリンクします)