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アジア連携推進室

使命と活動目標

寺田 参省

アジア連携推進室
室長 寺田 参省

アジア連携推進室は、国立がん研究センター中央病院が推進するがん診療・研究・教育を、アジア全体に普及し、アジア地域のがん負担の軽減に寄与することを理念として活動しています。アジア諸国と連携するために中央病院内の体制整備を進めるのと同時に、アジアに国際開発部門の現地事務局を設置します。設置後は、事務局に室員を派遣して、現地からの一次情報と対面で培った信頼関係に基づき、アジア諸国との連携を迅速かつ確実に推進致します。その上で、アジアでの臨床試験実施におけるARO機能を備えることによって、国際共同医師主導治験を適切なコストで実施可能にします。

さらに、現地のメディアやイベントを通じて、広報活動も展開し、国立がん研究センターの知名度を高め、積極的な人材交流からアジア地域のがん診療・研究・教育レベルの底上げや、我が国における国際連携に必要な医療人材確保を図ります。

 

メンバー

室長

寺田 参省

スタッフ

松田 智大
後澤 乃扶子
伊藤 久裕
関野 雄太
相樂 拓哉
ダット グエン-ティエン(Dat_Nguyen-Tien)
スカンヤー ジャルタンシー(Sukanya Jalutangsee)
アティタダー ハナダ(Arthitada Hanada)

アジア連携推進タイ事務所

アジア事務局設立の経緯

アジア連携推進タイ事務所(Asian Partnerships Office、通称:アジア事務局)は国立がん研究センター中央病院の国際開発部門 アジア連携推進室が中心となり準備を行い2021年9月10日、バンコクに設立されました。
タイにアジア事務局を設立するのは、ATLAS projectの推進を現地から支援するためであり主にARO機能の拡充、ネットワーク構築、NCCやATLASの活動に関する広報を行っていきます。
国際共同試験の調整事務局を担うことができるARO機能を持たせ試験全体のコストダウンを図るとともに、現地の人材雇用とAROスタッフのトレーニングを行い国際共同試験実施体制の整備に貢献します。

ATLAS各国とのネットワークの構築

人的つながりは共同試験の成功に欠かせません。アジア事務局に駐在するスタッフがタイのみならずATLAS参加各国の研究者や関連施設を直接訪問し交流を深めるとともに実施中の試験に関する問題点や今後の要望について調査し、NCCのATLAS運営事務局メンバーに報告し対応を協議します。各分野のKOLや研究者のリスト、参加施設の臨床試験実施体制に関するfeasibility reportを作成し新規試験を効率的に開始できるネットワークを構築します。

広報活動

より多くの協力者を得るための広報活動も行います。現地でのセミナーやシンポジウムの開催・参加を通じて有望な若手研究者や規制当局、企業等にもNCCやATLASの活動を広く知ってもらい、将来の共同プロジェクトにつなげていきます。

メンバー

所長

寺田 参省

スタッフ

関野 雄太
スカンヤー ジャルタンシー
(Sukanya Jalutangsee)
アティタダー ハナダ(Arthitada Hanada)