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通院治療センターについて
診療内容
がん化学療法
抗がん剤の投与
その他の治療
輸血、一般点滴、注射
処置
胸水や腹水の廃液など
治療のための検査
動脈採血(動脈血ガス分析)、骨髄穿刺、腰椎穿刺など
指導
薬剤指導、抗がん剤の副作用対策指導、ポート指導など
注:骨髄穿刺、腰椎穿刺、胸水や腹水の廃液などは検査室(2室)で施行しています。
看護師、薬剤師の指導の様子
左:専任看護師によるオリエンテーション抗がん剤指導、ポート指導など
右:専任薬剤師による服薬指導
通院治療センターの実績
国立がん研究センター中央病院でのがん薬物療法の件数は年々増加しております。
がん免疫療法などの新しい治療法の確立や本邦での承認があり、当センターで扱う治療方法も増えつつあり170種類を超えるレジメン(2023年4月現在)が運用されています。また、国立がん研究センター中央病院では新規治療開発のための治験を実施しており、約140種類の治験レジメン(2023年4月現在)が運用されています。複雑化するがん薬物療法の薬剤調製や投与管理に対応するために、専門的な教育を受けた医療スタッフを中心に治療を提供しています。
がん薬物療法中は新型コロナウイルスの感染リスクが高いと言われていますが、当センターではがん患者さんに安心して治療を受けていただける環境を維持できるように留意し運営しております。
年度別稼働実績
スタッフ
通院治療センターでは各診療科と密接に連携を図りながら、がん薬物療法専門医である当番医師、がん看護専門看護師・がん化学療法看護認定看護師を含む専従看護師、担当薬剤師が、確実・安全・安楽に通院治療を実施するために、薬剤指導やセルフケア支援を実施しています。患者様の中には、がんや治療に伴う辛い症状、さまざまな不安や悩み、就労、経済的な問題などを抱え闘病される方がたくさんおられます。通院治療センターでは、より専門的で適切なケアを提供するために、緩和ケアチームやAYAサポートチーム、がん相談支援センター、アピアランス支援センター、栄養管理室など他部門、多職種と連携を図り、治療中の患者様をサポートしています。
通院治療センタースタッフ(2023年1月現在)
- 当番医師 午前午後各1名
- 専任薬剤師 2名
- 専従看護師 27名
有資格者
- がん薬物療法専門医:8名(専任医師)
- がん専門薬剤師:15名(のべ)
- がん薬物療法認定薬剤師:3名
- 外来がん治療認定薬剤師:7名(のべ)
- がん化学療法看護認定看護師 3名
- がん性疼痛看護認定看護師 1名
第一通院治療センター/第二通院治療センター
中央病院の通院治療センターは病院3階に位置し、第一通院治療センターと第二通院治療センターがあます。
外来で第I相試験の実施を可能にする設備・体制を整備し、安全かつ確実に実施するために欠かせない臨床研究コーディネーター(CRC)、がん化学療法看護認定看護師、がん専門薬剤師、検査技師など専門職種も十分に配置、チーム医療で患者さんを支援する体制を整えました。治験・臨床試験においても、可能な限り生活を維持しながら参加することが可能となりました。
第一通院治療センター
第一通院治療センターでは、点滴のためのベッド(14床)およびリクライニングチェア(24台)が用意されており、リラックスできる環境の中で治療が受けられるように配慮がなされています。また、検査室も2室を配置し、がんの診断に必要な検査や処置にも対応しています。
第二通院治療センター
第二通院治療センターでは、点滴のためのベッドおよびリクライニングチェア(35台)が用意されています。面談室、処置室なども完備され、ゆったりしたスペースで安全に治療を受けていただける環境が整備されています。