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薬歴チーム
がんと向き合う患者さんの服用薬剤に関するさまざまな問題の解決のため、診療部門への情報提供、また、患者さんの生活の質 (QOL: Quality of Life) の改善を目的とした医薬品の情報提供を含めた服薬指導、PK/PD理論に基づく処方設計など幅広い臨床業務へ取り組んでいます。
当院では、診療科担当制を敷いています。抗がん剤による治療を行う診療科を中心に薬剤師を配置し、現在では、外科治療を行う診療科へも薬剤師を配置しています。担当する薬剤師の多くはがん専門薬剤師やがん薬物療法認定薬剤師の資格を有しており、チーム医療に参画しながら、患者の薬歴を管理し、患者指導・処方提案等により、抗がん剤、麻薬、その他の医薬品の適正使用及び副作用対策を支援しています。
病棟での薬剤管理指導だけでなく、外来化学療法への業務を展開しています。特に抗がん剤投与患者の指導体制の強化をめざしています。経口抗がん剤服用患者に対しては薬剤師外来を開設し、医師による診察の前後に薬剤師による面談を実施し、患者指導・服薬状況確認・副作用モニタリング・処方提案等を行っています。2016年9 月に病院8 階に患者サポート研究開発センターが開設され、そこに薬剤師外来の専用ブースを増設し、患者指導を行っています。また、注射抗がん剤を投与する外来患者に対しては通院治療センターにて投与時に指導しています。その他、抗がん剤投与患者からの電話相談 (化学療法ホットライン) を薬剤師が電話を受け相談対応を行っています。
| 診療科 | 担当スタッフ | 3年目レジデント | 2年目レジデント |
| 消化管内科（注） | 2 | 1 | 1 |
| 頭頚部内科（注） | |||
| 乳腺・腫瘍内科（注） | 1 | 1 | 1 |
| 呼吸器内科（注） | 2 | 1 | 1 |
| 血液腫瘍科（注） | 1 | 1 | 1 |
| 造血幹細胞移植科（注） | |||
| 肝胆膵内科（注） | 1 | 1 | 1 |
| 小児腫瘍科（注） | 1 | ||
| 骨軟部腫瘍科（注） | |||
| 泌尿器・後腹膜腫瘍科（注） | 1 | ||
| 脳脊髄腫瘍科 | 1 | ||
| 外科（注） | 1 | 1 | |
| 皮膚腫瘍科（注） | 1 | ||
| 外来(通院治療C)（注） | 1 | ||
| 外来(患者サポートC)（注） | 1 |
（注）がん専門薬剤師を配置している診療科
2年目レジデント：2ヶ月毎、半日ずつ各診療科をローテーションし、薬剤管理指導に従事。3年目レジデント：1診療科専属として配属し、1年間終日薬剤管理指導に従事
抗がん剤治療のレジメンごとに作成したパンフレットがん種別化学療法について 使用薬剤とその副作用から見ることができます。当院での治療を受けられる患者さんには、服薬指導の際に、製薬会社が作成しているパンフレットあるいは、薬剤部より製本されたものをお渡ししています。