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リハビリテーション室からのお知らせ

近年、季節の移ろいがこれまで以上に急で、気温差や天候の変化が体調に影響しやすい時期が続いています。また、社会情勢の変化や生活環境の見直しが求められる場面も増え、心身ともに負担を感じる方が少なくありません。こうした状況の中で、私たちリハビリテーション室は、患者さんが日々の生活を安心して過ごせるよう、身体機能の回復だけでなく、心の安定にも寄り添う支援を大切にしています。
このページでは、今後も皆さまの生活に役立つ情報を発信し、変化の多い時代だからこそ、少しでも安心につながる情報をお届けできれば幸いです。

リハビリテーションにおける心理的特性

リハビリテーションにおける主な心理的特性とはモチベーション(動機付け)、自己効力感、ストレスと情緒的反応、適応力とレジリエンス(回復力)、セルフアイデンティティの変化、社会的支援の認知などがあります。こういった側面に配慮したリハビリテーションは患者さんの“生きる力”や“再挑戦への意欲”を引き出すことができ、長期的なQOL向上にも繋がります。例えば理学療法士は運動におけるリハビリテーションの動機付けや成功体験の提供を通して自己効力感や達成感を高めていきますし、作業療法士はその人らしさの回復を重視するため、アイデンティティの再構築支援や役割再獲得に深く関与します。言語聴覚士は特にコミュニケーション、嚥下困難による患者さんの心理的負担を理解し、本人や家族への心理的サポートも行います。コーチングにおける「承認」という技法は相手のモチベーションを高めるために用いられますが、承認を通してリハビリテーションの進歩に目を向けさせる3つのポイントを以下にお伝えします。

  1. 結果を伝える…これは意識しなくても普段から使用している最も一般的な承認方法になるかと思います。患者さんの努力を褒めるという承認です。例えば「よく頑張りましたね。」「今日は○○が上手くいきましたね。」といった声掛けです。ご家族であれば「昨日より動きやすそうだね」といった変化への気づきを伝えること、患者さん自身であれば「今日はここまでできた」と自分の達成に目を向けることも同様の承認になります。
  2. 事実を伝える…特に褒めているというわけでなくとも、事実を伝えることで相手に自分が相手の存在を認識し、承認していることを伝えられます。「今日も歩いていらっしゃいますね。」「毎日頑張っていらっしゃるから目標達成されたのですね。」といったようなフィードバックです。褒めていなくても、「この人は自分を見てくれている。」「わかってくれている。」という印象を与えることができます。またリハビリテーションの内容に直接関係がなくとも、相手を観察して気づいた髪型や顔色の変化を伝えることで患者さんは自分が見られていることを感じ、状況にもよりますが嬉しい気持ちになります。同様にご家族が「今日もリハビリに行けたね」と日々の積み重ねを言葉にしたり、患者さん自身が「昨日より長く続けられた」と事実を認識することも、自己理解と安心感につながります。
  3. 気持ちを伝える…「私」を主語としたメッセージで自分の気持ちを伝えます。例えば「一生懸命練習していただいて嬉しいです。」「○○さんの頑張る姿をみて、私も励まされます。」
    といったようなメッセージです。ご家族から「一緒に頑張れて嬉しい」「あなたの努力に励まされている」と伝えることや、患者さん自身が「支えてもらえて心強い」と感じた気持ちを言葉にすることも、相互の信頼関係を深め、リハビリテーションを前向きに継続する力となります。