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血液・一般検査室
更新日 : 2022年9月30日
血液・一般検査室について
血液・一般検査室では業務内容を血算・凝固(機器測定)、.血液像(目視)、尿定性・沈渣(機器測定)、尿沈渣(目視)、フローサイトメトリー(FCM)に分け、原則1週間のローテーションを組んで業務を遂行しています。血液像(目視)、尿沈渣(目視)、FCM検査と専門性の高い業務に関しては、認定資格取得者の指導の下でトレーニングを積んでから業務を開始します(骨髄像に関しては認定血液検査技師資格取得者が実施)。
ISO15189認定施設ではありますが、血液・一般検査室は2018年度の検体検査室の内製化に伴い再編された部門であり、まだまだ発展していく必要があります。各種学会や研修会への参加、企業との共同研究への参画を通じて日々研鑽に努めていきます。
業務内容
血算・凝固検査
600から900件/日(血算)、150から250件/日(凝固)
使用機器:血算測定機器:XN-3100(sysmex)、塗抹標本作成装置:SP-50(sysmex)
凝固測定機器:CS-2500(sysymex)、CS-5100(sysmex)
尿定性・尿沈渣
200から300件/日(尿定性)、100から200件(尿沈渣)
使用機器:尿定性検査用機器:CLINITEK Novus(siemens)、
全自動尿中有形成分分析装置(尿沈渣用):UF-5000(sysmex)
血液像(目視)
50から100件/日
主に血液腫瘍科からの目視依頼に対応
必要に応じて医師へFCM検査の追加含めたアドバイスを実施
尿沈渣(目視)
40から70件/日
尿定性検査結果、尿沈渣(機器測定)の結果から目視が必要と判断された検体に対応
異型細胞出現時は医師へ報告し、細胞診の追加含めアドバイスを実施
フローサイトメトリー(FCM)
40から70件/月
リンパ球サブセット、造血器悪性腫瘍細胞表面抗原解析を実施
FCMの結果は技師が判読し、報告書を作成し、血液腫瘍科医師と検査医と共有
マルクカンファレンスにて形態学的な所見と合わせて診断・治療に活用される
骨髄像
20から40件/月
認定血液検査技師が担当し、骨髄像のカウント、形態学的所見の確認を実施
マルクカンファレンスにてFCMの結果と合わせて診断・治療に活用される
マルクカンファレンス
血液腫瘍科と週1回実施しており、臨床検査技師は
骨髄像の形態所見とFCMの結果を医師と共有し、
追加検査やモニタリング方法について討議しています。
キャリア育成
- 取得を目指す認定資格(有資格者数):取得目安
認定血液検査技師(2):5年
認定一般検査技師(1):5年
認定サイトメトリー技術者(1):3年
認定骨髄検査士(0):10年から15年