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輸血検査室

更新日 : 2020年11月16日

輸血検査室の業務

安心安全な輸血療法のため、製剤の保管・管理と輸血関連検査を実施しており、1日に約10から20件の輸血依頼と、平均50検体程度の輸血関連検査があります。

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カラム法を用いた自動分析装置で血液型検査と不規則抗体スクリーニング検査を実施し、適宜、用手法にて精査を行います。製剤は温度や在庫の管理だけでなく使用状況や副作用の内容も確認しています。必要に応じて看護師と連携を取り詳細な情報を取得しています。現在は輸血関連検査業務以外にも造血幹細胞移植やCAR-Tなど細胞治療の治験分野においてもチーム医療の一員として活躍しています

主な業務 

  • 検査項目 :ABO血液型、ABO亜型検査、RhD血液型検査、不規則抗体検査
  • 直接抗グロブリン試験、交差適合試験
  • 血液製剤の保管・管理
  • 輸血による副作用の確認
  • 輸血療法委員会での活動
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一日の業務の流れ

  製剤管理・保管 輸血関連検査
基本業務
  • 製剤の割り付け・払い出し
  • 機器による検体測定・結果の確認
  • 精査が必要となった検体の検査
  • 交差適合試験
8時30分
  • 血液製剤の在庫確認・発注
  • 輸血依頼の確認
  • 機器の立ち上げ
  • 内部精度管理の実施
9時00分
  • 製剤保冷庫等の点検
  • 前日の輸血副作用の確認
  • 手術予定患者の血液型、
  • 交差適合試験検体の提出状況の確認
  • 血液センターからの製剤受領
  •  遡及調査用検体の保管・管理

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12時00分   お昼休憩
13時00分
  •  血液製剤の在庫確認・発注
 
15時00分
  •  血液センターからの製剤受領
  •  機器メンテナンス
16時00分
  •  検査室の製剤保冷庫等の点検
  •  未提出検体の確認

キャリア育成

認定輸血検査技師

輸血に関する正しい知識と的確な輸血検査により、輸血の安全性の向上に寄与することができると学会により認定された技師。

輸血は移植の一種と考えられているように、種々の副作用・合併症を伴い易く、輸血治療を行うには深い知識、的確な判断力と技術が要求されます。

取得に向けて

1年目 

ルーチン業務の習得

2から3年目

乖離試験や亜型検査などの技術習得

詳細な輸血適応、副作用、血液製剤についての知識、遡及調査について、医師への結果報告の手順や方法を学ぶ

4年目から

輸血療法委員会の活動、細胞療法について、献血について

小児、妊婦、大量輸血について(当院では症例が少ないため外部研修会への参加)

当院輸血検査室では月に1度勉強会を実施しており、輸血関連検査や血液製剤に関する知識を深めることが出来ます。また、外部の勉強会や研修へのバックアップも実施しています。

更新日:2020年12月22日