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LGBTQ

LGBTQ

2022年11月国立がん研究センター東病院職員向けLGBTQ研修会の様子

インクルージョンを推進する流れの中で、LGBTQという言葉が様々な場面で取り上げられ、社会的に多様な性が認識されつつあります。

病院の受診など医療に関わる場面は、LGBTQ当事者の方が困難を感じる状況のひとつと言われています。しかし、医療現場においては、当事者の方たちが受診することを想定した整備が不十分であるのが現状です。たとえば、受付での保険証提示や待合室で名前を呼ばれる場面など、医療者の何気ないやり取りに苦痛を感じ、受診をためらわせる要因になっていることが指摘されています。医療現場において多様な性のあり方に配慮し、誰もが受診しやすい環境づくりを行うことが不可欠です。

LIFE支援センターでは、LGBTQをはじめ多様な性的指向・性自認を有する方たちが安心して受診・治療を行なえるよう、院内の整備を進めています。当事者の方が不安を抱えたまま治療が始まることがないようワーキンググループを立ち上げ、職員の研修を進めるとともに各診療科との協力体制も整備しています。

大西 達也

更新日:2023年6月6日