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言語療法

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言語聴覚療法は、コミュニケーションや摂食嚥下(飲み込み)に問題のある方に対して、機能維持・改善を目的に行うリハビリテーションです。
私たちはことばによってお互いの気持ちや考えを伝え合い、経験や知識を共有して生活をしています。言語聴覚士は、日常生活で当たり前に行う会話や食事を、障害を持った方でも自分らしい生活を構築できるよう支援いたします。 

言語聴覚療法の効果

当院でのリハビリテーションは『がんのリハビリテーション診療ガイドライン第2版(2019年、金原出版)』に基づき実施しており、ガイドラインでは以下のような効果が示されています。

手術を受ける方

  • 口腔癌(下、歯茎、頬など)の手術後に言語聴覚療法を行うことで、食事がとれるようになるまでの期間が短縮でき、発声もしやすくなる可能性がある
  • 咽頭癌や喉頭癌の手術後に言語聴覚療法を行うことで、会話がしやすくなり、生活の質(QOL)が改善できる可能性がある

化学療法や放射線療法を受ける方

  • 放射線や化学療法を受けている間や後に言語聴覚療法を行うことで、飲食する機能が改善し、合併症の予防ができる
  • 音声機能が改善し、生活の質(QOL)が改善できる

リスクと対策

言語聴覚療法を実施する上で、最も注意すべきリスクは誤嚥(誤って食べ物や飲み物が気管に入ること)による肺炎や窒息です。当院では、リハビリテーション時に言語聴覚士が飲み込みの検査を行い、必要に応じて頭頸部外科の医師と連携して、嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査といった詳細評価を行い、患者さんの嚥下機能に合わせた訓練を行っています。

実施例

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更新日:2022年1月17日