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診療の特徴について
多職種連携による集学的治療(ワンストップ診療)
早期がん・進行がんにかかわらず、泌尿器科領域のがんや後腹膜腫瘍について、診断から治療方針の決定まで、当科が窓口となり対応します。当科では外科治療を主軸としていますが、腫瘍内科、放射線診断科、放射線治療科など院内の専門各科と緊密に連携し、定期的にカンファレンス(検討会)を行っています。これにより、手術以外の選択肢も含め、患者さん一人ひとりの病状や背景に応じた治療方針を多角的に検討します。
進行した状態の腫瘍などに対する外科治療(高難度治療)
当科では、泌尿器科領域のがんや後腹膜肉腫に対する外科治療の経験を有しております。これらの知見に基づき、「難治性」と言われる症状の方々(進行した状態である、あるいは他の疾患を合併しているなど)や、外科的治療が複雑となる場合がある患者さんに対しても、切除による根治の可能性を慎重に検討し、治療の選択肢を提案します。
身体への負担に配慮したロボット支援下手術
当科では、高齢の患者さんが多いという泌尿器科の特性を考慮し、身体への負担軽減を目指した腹腔鏡手術やロボット支援下手術を導入しています。手術後の早期回復と、円滑な日常生活への復帰をサポートできるよう努めています。
これまでのロボット支援下手術(ダビンチXi)に加え、2024年4月からは、単一の小さな創(きず)からアプローチする手術支援ロボット(ダビンチSP)、2025年8月からは力覚情報を装備した第5世代となる最新モデル「ダビンチ5」を用いた手術も開始しました。患者さんの病状に応じて、これらの術式を選択しています。
【参考】2024年4月15日プレスリリース
手術支援ロボット「ダビンチSP」を用いたがん手術を実施
新たな「ロボット手術・開発センター」から高難度症例に対する低侵襲治療の開発・拡大を目指す
対象疾患
- 前立腺がん
- 膀胱がん
- 腎がん
- 腎盂・尿管がん(上部尿路がん)
- 副腎がん
- 褐色細胞腫
- 尿道がん
- 精巣腫瘍(精巣がん)
- 陰茎がん
- 後腹膜肉腫
実績について
診療実績のページをご覧ください。