医療情報部
医療情報部の紹介
医療情報部では、様々なスタッフや、システムを導入してくださった企業の数多くの方々と協力しながら、病院の心臓部分でもある電子カルテシステム(病院情報システム)を管理・運用しています。また、医療従事者が患者さんの医療に専念できるように、医療の現場をシステム面から支える重要な仕事を担っています。
具体的な取り組みとしては、医療現場で発生する重要な診療データをいかに効率的に収集し、蓄積したデータを用いて如何に診療支援、医療安全、病院経営などに貢献できるか、また個人情報を厳格に守りながら、かつ効率的に研究活動にデータを活用できるのか、そういった観点でもシステム構築、運用管理に日々努力しています。
昨今、ゲノム解析等による個別化医療の推進、人工知能技術の導入による新たな診断支援技術、治療方法、医療機器の開発など新しいICT技術が注目されていますが、これらの技術を取り入れ有効に活用するためには、正確なデータの蓄積が可能なシステム、それを支えるインフラ基盤が大切であり、これを具現化するためには医療や研究の現場の特性を理解し、医療分野と情報分野の双方の橋渡しができる人材育成が非常に重要です。
我々医療情報部ではこれらの分野でも注力して人材を育成しながら積極的に医療に貢献することを目標としています。がん研究センターの一部門の取り組みではありますが、このような取り組みが全国の医療機関にも広がり、日本全体の医療が発展することを願って努力したいと考えています。
医療情報部の役割
- 病院情報システム統括
- 診療データベース運用管理
- 医事会計システム連携支援
- テンプレート導入及び運用支援
- システム・ネットワーク運用管理
- 医療情報クオリティ管理担当
- 病院情報システム運用支援
スタッフ
医療情報部長
- 吉本 世一
副医療情報部長/医療情報利活用対応室長
- 向井 まさみ
医療情報システム企画室長
- 田中 勝弥
医療情報システム運用管理室長
- 中島 典昭
医療情報システム企画係長
- 岡田 幸枝
医療情報システム企画室
- (募集中)
医療情報システム運用管理室
- 柳井 利仁(正確には'柳'の字は卯部分の偏側が'夕')
- 宮富 直生
- その他常勤職員 1名
事務担当
- (募集中)
研究
医療情報部では以下のような研究に取り組んでいます。
- 電子カルテ情報を用いたがん治療の有効性・安全性の探索的研究(レトロスペクティブ研究)
医療機関が有する医療情報に含まれるがん治療の有効性・安全性に関する情報の実態を明らかにすることを目的として実施する。国立がん研究センター中央病院が保有する医療情報から匿名化統合データベースを構築して、上記目的のために分析を行う。本研究は中外製薬株式会社との共同研究で行う。
情報が本研究に用いられることについてご了承頂けない場合には、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。なお、集計作業が完了した後は、対象から除外することは除外できませんので、その点をご了承ください。
詳細はこちら(PDF)