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内視鏡センターについて
ご挨拶
2017年5月、適切な外科治療や内視鏡診療の提供とより質の高い医療の開発を目指し、国立がん研究センター東病院に次世代外科・内視鏡治療開発センター(NEXT)が開設されました。NEXT1階に開設した内視鏡センターは我が国で最大規模の大きさを誇り、消化管内視鏡科、肝胆膵内科、呼吸器内科、頭頸部外科、泌尿器・後腹膜腫瘍科が内視鏡を用いた検査や治療を行っています。また2018年度からは、院内の透視検査も全て内視鏡センターで行われるようになりました。
我々は内視鏡センターで、全ての医療従事者が協力し、内視鏡や透視を用いた検査や治療をより多くのがん患者さんに提供します。さらには、NEXT2階のNEXT医療機器開発センターや先端医療開発センター、企業やアカデミアと連携して常に、より新しく、より良い診療の開発を目指した臨床試験、研究、教育を実践します。
内視鏡センター長
矢野 友規
内視鏡センター総検査・治療件数
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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18,620件 | 17,942件 | 18,225件 | 18,459件 | 18,808件 |
内視鏡センターの特徴
内視鏡センターの総床面積は2341平方メートル、検査室7室・治療室3室・新医療機器開発室2室、X-TV透視室が4室の計16室を兼ね備えた国内最大規模の内視鏡センターです。
検査室・治療室は基本的に天吊りメインモニターを配置しており、検査者・介助者に見えやすい環境が整っています。更に天吊りメインモニターの横には電子カルテ情報を見られるサブモニターを設置し過去のデータと対比しながら検査できるのも一つの特徴です。また、酸素、二酸化炭素、吸引は中央配管となっており、極力無駄なスペースを抑えています。
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内視鏡検査室
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X-TV透視室
NEXT棟2階にある「ななはちホール」と検査室(1)・(8)・X-TV透視室(3)は、映像回線が接続されており、検査や治療のライブ映像を使った教育セミナーが出来る環境になっています。全ての検査室のメインモニター画面は医師室にある大画面モニターと接続されており、医師室でも検査状況がわかるようになっています。ナースステーションでは、看護師リーダーが部屋単位での検査状況を素早く判断できるよう、各検査室内部の様子をナースステーション用モニター画面に映して状況の把握に努めています。
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ななはちホール
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ナースステーション
患者に対する安全面に関して、検査室・治療室のベッドは電動昇降付ストレッチャーになっており、鎮静薬を使用した患者さんはベッドから降りずに、そのままリカバリーエリアへ移動できます。なお、リカバリーエリアは電動昇降付きストレッチャー26台とリクライニングシート8台を有しており、多くの外来患者さんに対応できるよう設計しています。また、リカバリーエリアには専属の看護師が従事しており、急変に対応できるようにしています。
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待合スペース
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リカバリーエリア
機器衛生面では、内視鏡の清潔・不潔動線が交錯しないよう、検査室・治療室・スコープ洗浄室が配置されています。スコープ洗浄室は2部屋からなり、洗浄機 13台を設置して専任の外部委託洗浄スタッフが洗浄を行っています。スコープ洗浄後は隣接している保管庫で管理しており、現在、合計136機のスコープを保管しています。