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診療について
当科では、常勤の医師19名、短期レジデント1名(日本医学放射線学会の診断専門医15名、放射線科専門医3名、日本インターベンショナル・ラジオロジー学会認定専門医8名、日本核医学会専門医4名(重複あり))と非常勤医師6名の計26名の医師と、常勤の診療放射線技師46名、専従の非常勤診療放射線技師7名の技師53名、看護師18名(内、派遣職員8名)が、画像診断とインターベンショナル・ラジオロジーにあたっています。
項目 |
2019 |
2020 |
2021 |
2022 |
2023 |
---|---|---|---|---|---|
CT検査 |
52,818 |
55,158 |
59,694 |
59,937 |
60,973 |
MRI検査 |
10,435 |
10,585 |
11,557 |
11,488 |
12,010 |
核医学検査 |
5,696 |
5,247 |
5,939 |
6,515 |
6,413 |
計 |
68,949 |
70,990 |
77,190 |
77,940 |
79,396 |
CT検査
6台のマルチスライスCT(うち2台は高精細CT)を用いて、がんの種類に合わせて科内の専門医が作成した撮像プロトコルに従って撮影しています。また、大腸CT三次元診断を行っています。
MRI検査
3テスラ(2台)と1.5テスラ(1台)のMRI装置を用いて、がんの種類にあわせて科内の専門医が作成した撮像プロトコルに従って撮影をしています。特に、大腸がん、乳がん、脳腫瘍、前立腺がん、小児腫瘍の診断では、特殊な撮影方法を用いて診断の精度を高めています。
核医学検査・核医学治療
シンチグラム検査
放射性同位元素を用いて癌の骨転移の診断、乳癌などのリンパ節転移の評価、肺手術前の肺血流測定などの診断を行っています。CT装置と一体になったSPECT/CT2台を用いて検査を行っています。
PET検査
18F-FDGというブドウ糖に似た薬などを用いて、悪性腫瘍などの診断を行っています。CT装置と一体になったPET/CT3台、MRIが同時に撮影できるPET/MRI1台を用いて検査を行っています。
核医学治療(内用療法、アイソトープ治療)
甲状腺癌に対する放射性ヨウ素内用療法、神経内分泌腫瘍に対するペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)、褐色細胞腫・パラガングリオーマに対するMIBG治療、前立腺癌骨転移に対する塩化ラジウム治療などを保険診療として行っています。適応をふくめ、関連各科と連携しながら治療しています。
IVR(アイブイアール:interventional radiology/画像下治療)
血管撮影装置とCT装置が一体となったIVR-CT装置2台を中心に種々の装置を用い、がんに対する局所治療(動注化学療法、動脈塞栓化学療法、ラジオ波凝固療法、凍結療法など)に加え、症状緩和のための治療など、がんに関するあらゆる種類のIVRを行っています。さらに、IVRと内視鏡とが連携する新たな低侵襲治療体制の開発も行っています。また、IVRについての全国組織である日本腫瘍IVR研究グループ(JIVROSG)を組織し、その基幹病院として活動しています。
放射線診断科 治療実績(症例数)
|
2019 |
2020 |
2021 |
2022 |
2023 |
---|---|---|---|---|---|
IVR総数 |
5,604 |
5,414 |
5,934 |
6,061 |
6,454 |
TACE(TAI・AG含) |
662 |
381 |
379 |
365 |
434 |
中心静脈アクセス |
2,308 |
2,279 |
2,641 |
2,603 |
2,640 |
胆道系IVR |
348 |
331 |
237 |
281 |
251 |
腎・尿路系IVR |
265 |
223 |
294 |
293 |
321 |
消化器系IVR |
196 |
311 |
307 |
352 |
311 |
経皮的生検 |
1,046 |
903 |
1,094 |
1,156 |
1,350 |
経皮的ドレナージ |
862 |
854 |
885 |
900 |
1,065 |
経皮的アブレーション |
112 |
72 |
72 |
86 |
81 |
骨セメント |
1 |
1 |
1 |
2 |
1 |