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研修プログラムについて

国立がん研究センター中央病院で眼腫瘍のスペシャリストに!

診療科としての人材育成のポイント

眼部腫瘍は典型的な希少疾患ですが、眼球内、眼付属器に多種多様な腫瘍が生じます。的確な診断のためには症例の経験が必要ですが、単施設での経験は限られており、結果としてが  ん専門病院へ紹介されることが増えています。また診療においては一般眼科手技に加え眼形成的手技、さらには脳神経外科や頭頸部外科などとの協力が必要になることも多く、幅広い視野  を持つことが要求されます。当科は原発性眼内悪性腫瘍の診療において国内随一の治療実績があり、全国の年間発症の半数以上が当院を受診されています。眼付属器腫瘍についても多数  例の治療を行っており、手術、放射線治療など症例により適切な治療を選択しています。
豊富な症例を経験し、学会活動や論文作成などの学術活動を積極的に行う環境が整っています。眼腫瘍の専門家を目指したい方をお待ちしています。

眼腫瘍科の研修の特徴

豊富な症例

初診患者数

 

2019 年

2020 年

2021年

2022 年

2023年

網膜芽細胞腫

65

49

48

54

59

ぶどう膜悪性黒色腫

12

14

19

18

16

他 眼内腫瘍

31

28

26

34

31

眼瞼腫瘍

30

24

28

33

44

結膜腫瘍

15

16

15

28

28

眼窩腫瘍

31

32

39

27

33

眼付属器リンパ腫

27

13

19

26

33

治療実施件数

 

2019年

2020 年

2021年

2022年

2023年

網膜芽細胞腫

選択的眼動脈注入

141

143

159

157

148

局所治療

160

176

134

176

173

小線源治療

16

18

18 

15

10

眼球摘出

15

19

6

13

20

脈絡膜悪性黒色腫

小線源治療

3

0

2

0

0

眼球摘出

1

1

1

3

5

サイバーナイフ

0

2

4

5

5

その他の眼部腫瘍

毛様体腫瘍切除

2

1

0

1

1

眼瞼腫瘍切除

7

9

13

18

31

結膜腫瘍切除

7

5

4

13

7

眼窩腫瘍切除

20

13

21

29

33

眼窩内容除去術

6

3

4

6

1

専門的な治療法

  • 選択的眼動脈注入
    選択的眼動脈注入image
  • 小線源治療
    小線源治療image01
  • 小線源
    小線源治療image02-03

他科との連携による、広い視野を持った眼腫瘍診療

院内協力体制

  • 小児腫瘍科:小児全身化学療法、全身管理
  • 放射線治療科:X 線治療、サイバーナイフ治療、小線源治療
  • 皮膚腫瘍科:転移性悪性黒色腫の薬物治療
  • 血液腫瘍科:眼付属器悪性リンパ腫の全身検査・治療
  • 病理部門:腫瘍検体の保存、遺伝子解析
  • 緩和医療科:疼痛管理、緩和医療

院内関連部門

  • 希少がんセンター
  • 遺伝子診療部門

全身薬物治療による眼有害事象の評価

新規治験薬の眼有害事象評価

抗悪性腫瘍薬による網膜浮腫image

抗悪性腫瘍薬による網膜浮腫image

関連する国内・国際学会への積極的参加

関連学会・研究会

  • 日本眼科学会(専門医制度研修連携施設)
  • 日本眼腫瘍学会
  • 日本眼形成再建外科学会
  • 日本眼瞼義眼床手術学会
  • 日本眼窩疾患シンポジウム
  • 日本小児眼科学会
  • 日本小児血液・がん学会
  • 日本癌治療学会
  • 日本遺伝性腫瘍学会
  • 放射線医学総合研究所重粒子線治療多施設共同臨床研究組織(J-CROS)眼腫瘍分科会
  • 網膜芽細胞腫患者家族会「すくすく」アドバイザー
  • 厚生労働省希少がん対策ワーキンググループ 眼腫瘍部会
  • 米国眼科学会(American Association of Ophthalmology)
  • 国際眼腫瘍学会(International Society of Ocular Oncology)

多施設臨床研究

  • 眼腫瘍全国登録委員会 事務局
  • 網膜芽細胞腫全国登録委員会
  • 日本網膜芽細胞腫研究グループ
  • 国際網膜芽細胞腫二次がんコンソーシアム(International Retinoblastoma and Second Cancers Consortium)

研修の流れ

レジデント2年コース(推奨するコース)

眼腫瘍科 レジデント2年コース研修の流れ 全般研修から漸次臨床・学会発表へ

全研修コースの載ったPDFはこちらです。

研修に関するお問合せ先

 

関連ファイル

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